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インドアンタエウスを常温飼育した結果…

こんにちは!Stag Beetleです!

低温種のアンタエウスオオクワガタですが、
実は常温でも80mmが狙えます

筆者が常温飼育したインドアンタエウス

使ったエサは、安定供給とお手頃価格で有名な月夜野きのこ園さんの『Element』です。

常温なら1年ちょっとで羽化してくるので、2令割り出しなら使う菌糸ビン(1400㏄で十分)も少なくてコスパのいいクワガタですよ!

18℃未満で飼育すると、原名亜種(インド・ネパール・ブータンなど)なら80mmどころか90mmを狙えますが、幼虫期間が2年以上に及ぶなど手間がかかるので、根気が必要になるかと思います。


なお、アンタエウスはオオクワガタの仲間ですが、飼育方法はヒラタクワガタに近いです。
詳細はこちら↓をご参照ください。

一般的には3か月毎に交換が必要とされる菌糸ビンも、アンタエウスオオクワガタの場合は白い部分が2割未満になったらでOKです。

アンタエウスやヒラタクワガタの仲間は『二度食い』といって、新鮮な菌糸よりも、一度食べたところを再度たべて成長する性質があります。

なので、交換頻度としては5~6か月に1回くらいになるかと思います。


そう聞くと、ズボラな管理でも飼育できてしまいそうですが、一つだけ問題になることがあります。
それは、蛹室を健全な状態で維持しにくいことです。

アンタエウスは菌糸ビンの交換が遅いので、菌糸が劣化したタイミングで蛹室を作ることになり易いです。

劣化した菌糸だと、羽化までの間に蛹室に水が溜まったり、水分過多で窒息したりすることがあるので、蛹になって1週間ほど様子を見てから『人工蛹室』に移した方が無難だと思います。

何故、蛹になってから1週間かというと、蛹になりたての頃は特にデリケートだからです。

もちろん、羽化して身体が固まるまではデリケートなことには変わり有りませんので、人工蛹室へ移す場合も慎重に優しく扱ってくださいね!


常時30℃を超える環境だとさすがに厳しいと思いますが、案外日本の夏も乗りきれちゃう種です。

床下や、発泡スチロールに水を凍らせたペットボトルを入れて、そこで飼育すれば一般のご家庭でも買うことが出来ますよ!

ご興味のある方は是非飼育してみてください。
それではまた!

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