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コロナ禍在宅看取り記録について(はじまり)

2021.07.25(日)午前7:32
家族に看取られ息を引き取った母。

気持ちの整理のために振り返りながら
在宅での看取りについて書き留めていこうと思います。

在宅で看取ることに父は難色を示していました。
それは私達姉妹への負担なども考慮してのことであったと思います。
ただ、私達姉妹にとって母を自宅で看取れたことは最高に幸せなことでした。

周りからは大変ね、頑張ってるねとゆう労いの言葉をたくさん頂きました。
でも本当に大変だったとは私達は思ってなくて、ただただ、こどものころのように母にべったりくっついて、たくさん話をしたり、美味しいものを食べたり、笑ったり、泣いたりして残りの時間を色濃く共有することができました。

本当に大変だったのはきっと母です。
ずっと辛い治療をこなし、何度もその時を迎えそうになりながらも、生きたい!と気力で生命を燃やし続けた母を本当に尊敬します。

たくさんの医療関係者の方やケアマネジャーの方、介護福祉用具の方にお力を借りて、辛くも楽しい生活を送ることができたと、幸せな最期だったと、そう言って笑っていて欲しいと願いながら。

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家族構成
三姉妹(age35,33,29)
父(64) 現役
母(享年61) 2017.09乳がん発覚〜

長女(私)実家同居 在宅に入る前にパートで就職
次女   夫実家同居 フルタイム勤務
三女   家族のみで居住 専業主婦

各自家族を持ち、各家庭こども有り。
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このようなスペックの元、2021.06.08(火)緩和から退院した母の終末期医療が始まりました。

コロナ禍で緩和ケア病棟も登録した2名のみの面会で、みんなで集まってわいわいするのが好きだった母はみるみる憔悴していきました。

緩和ケアに入院するきっかけとなったのは、レスキューとよばれる医療用麻薬の服用回数が増えたことによる服薬調整のためでした。