#346 「なにか質問ありますか?」で最初に出てくる質問には、なるべく短く答えるべき理由。
プレゼンや商談で最後にされる質問の定番「なにか質問ありますか?」に関して思ったことを、メモ。
1、最初に出てくる質問は「すでに分かっていること」!?
プレゼンや商談など、ただ単に説明して分かってもらう、というだけではなく、その次に具体的なアクションをしてもらいたいような場面で、最後にする定番の質問が「なにか質問ありますか?」でしょう。
この時、最初に出てくる質問にどう答えるか、もっと言えば、どれくらいの時間をかけるか、は結構重要です。
回答が結構長くなることがよくあります。体感時間、ものすごく長く感じます。
これは、大きく2つの理由が考えられます。
☑️ それまで長い時間、一方的に話を聞かされてきた後なので、余計長く感じる。
☑️ そんなに一生懸命答えてくれなくてもいい。もう分かっていることだから。
1つ目はまぁ、わかるでしょうが、意外なのは2つ目ではないでしょうか?
分かってないから質問するのでは?と思われるかもしれません。
でも、最初にする質問、というのは「もう分かっていること」であることが多いのです。
それには2つの理由があります。
☑️ あんまり的外れな質問をして、「このひと何を聞いてたんだろう?」とは思われたくない。
☑️ 本当にわからないことは質問できない。
つまり、最初に出てくる質問は、「すでにこうだろうとは分かっていることの確認」、なのです。
それなのに、長々と回答されてしまうと、「もう分かっているよ、くどいなぁ。もう少し要点を絞って説明できないのかな。」という、残念なことが起こるのです。
2、まとめ
いかがでしたでしょうか?
プレゼンや商談の最後にする「なにかご質問ありますか?」に対して、最初に出てくる質問は、実はすでに分かっていることに対する確認、程度の質問なので、なるべく簡潔に短く答えるのが良い、という内容でした。
なんでもそうですが、最初が肝心です。
「ちょっと簡単な質問しただけであんなに長く喋られたら時間も無くなるし、要点はよくわかんなかったし、もう質問はいっか」
となって、シーンとして終わるか、
「お、そんな簡単なことでいいんだ。じゃぁ、質問してみるか」
となって、活発な質疑応答につながり、全員の認識が深まるか、の分かれ道なのです。
後者であれば、納得感につながり、次の具体的行動につながりやすくなります。
ですから、最初にしてくれた質問に対して丁寧に、丁寧に、という気持ちはよくわかります。でも、いや、だからこそ、丁寧に要点に絞って簡潔に短く、回答するのが吉、なのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
個人的な経験によるものですが、どこか参考にしていただけるところがあれば嬉しいです。
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