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情報保障やってみませんか!①

「情報保障」って大変そうだなって、思っていませんか? 最近はそんなに負担なく出来ますよ~

こんばんは、くつばこ+のりこです。大学のサークルの方へ、イベントをするときなど、情報保障をしてみませんか!というお話です。このnoteは「情報保障」を初めて聞く人でも分かり、かつこれさえ読めばよいように書くので、気負わず読んでみてください~
そして、大学のサークルの方であれば、(高校生でも可)可能な限りくつばこが情報保障をサポートします。お気軽にご連絡ください!(くつばこ代表の、早稲田大学2年生、りこが対応します)

☆情報保障ってなに?

まず、「情報保障」は、ざっくり説明すれば「機能障害によって届かない情報を補う」ということだと思います。「機能障害」とは、個人を単位とする、障害に関係する要素で、例えば「耳が聞こえにくい」とか、「目が見えにくい」とか。(機能障害に対する「障害」は、社会にあると考えられています。例えば、zoomで「耳が聞こえにくい」ことが大きな障害になるのは、字幕がないときだけです)
なので、「耳が聞こえにくい人」に対する、字幕や手話通訳、目の聞こえにくい人に対する音声ガイドが「情報保障」になります。この2パターン以外はあまり言われませんが、例えば沢山のことをいっぺんに言われると分かりづらい人に向けて、説明のスピードを落としたりするのも情報保障。内容は無限にあります。

☆何か難しそう、、、だからやめちゃうの?

情報保障を考えると、「何か大変そう」「全員に対応するのはむずかしい」「全部はできない」だから「辞めてしまおう」という発想。それって本当にもったいない!
慣れれば聴覚障害、視覚障害に向けた補助は両方同時も可能ですが、最初から取り組むのは難しい。だからといって全くやらないよりは、ちょっとでもやったほうが、そのイベントや話したいことが伝わる相手が増えます。
ということでこのnoteでは、ハードルが低い順に情報保障を紹介していきます。(その団体によって何がハードルが低いかは変わると思います。なのでこの順は私の個人的ハードルということで。)

☆画像に読み上げ情報を付けよう(視覚障害)

まず、簡単にできるのがこちら。視覚障害のある方は、スマホやパソコンを使うとき、「読み上げ機能」といって、書かれている文字を音声に変えて情報をゲットしています。大体の文字は読めるけど、厳しいのは「画像」です。画像に書いてある文字を認識する機能もありますが、そんなこといちいちやってられない、、、ということで、せっかく頑張って作った画像の情報が届かないのはもったいない!画像のファイル名に情報を入れたり、TwitterやInstagramなど、アプリの中で読み上げの設定が出来るものもあります。まずはこれにトライ。

☆話し手が「伝える」ことを意識して準備しよう(聴覚障害)

次に、字幕を作るパワーがなくても、「耳の聞こえにくい人にも情報を届けるんだ」という思いでパワポなどの資料を作ることもできます。イヤホンのない人が電車の車内で見るにもいいです。実際にどうするかというと、「パワポの文字量を増やす」ということです。「良いプレゼンのパワポ」なんて調べると、「文をそのまま書かない」と言ったことは大前提として出てきそうですが、ここではあえてそれに逆行しましょう。言いたい内容の全ての要素をパワポに入れてしまえばいいということです。文末まで全て書く必要はないですが、授業のノートくらいの情報量で書きます。そうすると、字幕がなくても準備した情報については伝わります。わたしはくつばこで時々この方法を取ります。字幕を作ることもできるけど、この方法を取ると情報の遅れがないのでみんなで同じ資料に注目できるのが良いなと思うからです。アニメーションをつけて、順番に文字が出てくるようにするとどこを読んでいるかわかってもっといいですね。スライドの枚数は増えますが、欠席した人用の資料にも、議事録にもそのままなります。

☆話し手が「伝える」ことを意識して発表しよう(視覚障害)

続いて、視覚障害のある方に対し、どのようにしたら話している内容が全て伝わるか。つまり「使っている画像や図を声で説明しよう!」ということです。これもそんなに難しくない。「リンゴを美味しそうに食べているゴリラ」とか、「たいして面白くない変顔をしている人」とか。大体の情報が伝わればOKです。そして他の参加者が笑っているようなものなら、どこが面白ポイントなのかを説明に含みます。
視覚障害のある方がパソコンの読み上げを切っている可能性もあるので、チャットに書かれたことを読み上げるのも大切。

続きは②で!


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