敬老会の落雁、虎穴に放り込まれる事。
去る九日は重陽の節会で、昨日は敬老の日だった。
老いを得るとは「善い」ことだと、自分は教わってきた小虎時代だった。
その通りであると思うし、そうであってほしいと常々、願っている。
奇数月の内、一桁が重なるゾロ目の日は節句があり、どの節句も自分は好きだ。一月七日の七草、三月三日の桃、五月五日の菖蒲、七月七日の笹、そして九月九日の菊。
それぞれにちゃんと佳日の名前が与えられているが、自分は植物の節供呼びの方が好きである。母がそう呼んでいたのもあるが、彼女は、各飾り物がおまけで植