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いちばん好きな「ひらがな」の話

 Twitterやる時間あるなら久しぶりにnoteでもやってみようかな~~~~~!

 今日も6時間くらいコメダで大学のオンライン授業を受講しました。閉店まで一時間くらい時間が余ったので、エッセイなのか日記なのか判然としない文章を書いてみたいと思います。久しぶりにnoteを覗いてみたんだけど、皆の文章はある意味ぶっ飛んでいて、おもしろくて、読んでいてとても心地がいいです。僕も文章を通じて優しい気持ちになりたくて、この年の瀬にnoteを少し動かして見ようかなって思っています。ほら、年末って色々荒んじゃうことがあるので…。

ひらがなってめちゃくちゃ良くない?

 率直に申し上げて僕はひらがなが大好きです。もし自分に子どもを持つ機会があって、名前を付けてもいいと言われたら、とりあえずひらがなにしてみようかなってくらい好きです。でもつかいすぎるとあるじゃーのんにはなたばをみたいになるのでだめかなあ。・・・やっぱりダメですね。どういう部分が好きなのか詳しく論じることが出来るような思考力や文才を僕は持ち合わせているわけではないんですけど、たとえば「可愛い」よりも「かわいい」、「柔らかい」よりも「やわらかい」、「モグモグ」よりも「もぐもぐ」の方が、自分の言葉として受け入れやすいです。もちろん逆の感性を持っている人もいるかもしれませんが。

ひらがなの魔法使い、川上弘美

 僕はひらがなをうまく使う事ができるひとの文章がいちばん好きなんですけど、たとえば作家のなかで「ひらがなマスター」として思いつくのってなぜか皆女性作家さんなんですよね。多和田葉子さんとか、こだまさんとか。中でも僕が個人的に「ひらがな文学賞」だと思っているのが川上弘美さんです。彼女の文章には素敵なひらがながたくさん散りばめられていて、僕は読んでいるだけでドキドキしてしまうくらい好きです。『センセイの鞄』も『大きな鳥にさらわれないよう』も『ゆっくりとさよならをとなえる』もめちゃくちゃ好きです。随筆も小説も全部良い。僕も川上弘美さんみたいな文章を書くことが出来たら、恥も外聞も何もかも捨てて好きな人にラブレターが書けるのに。あの人の書くひらがなはとにかく暖かくて、優しくて、そしてちょっぴり不気味です。彼女のひらがなの使い方は作風にぴったり合っていて、彼女はやわらかい文体のままセックスや憎しみを描いてしまうんです。僕は彼女の文章が本当に大好きだし、読むだけで力が湧いてくるし、そして少しだけ恐ろしいと思っています。僕も彼女みたいな文章を書くことができたら、真っ先に川上弘美さん宛てに分厚いファンレターを書くんだと思います。では。



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