全宅ツイ不動産チンパンジー情報 第47号

【特集】ホンネのOB訪問 デベロッパー編

「社外に同僚がいてもいいじゃない」

全宅ツイのグル（以下、グル）：みなさんこんにちは。
私は「全国宅地建物取引ツイッタラー協会」（略称：全宅ツイ）というTwitter上で不動産についての情報を発信している団体を運営している、全宅ツイのグルと申します。
今これを読んでいる学生の皆さんのように、私たちもかつて不動産業界を志し、10年～20年という期間この業界で戦い続け、生き残り、それなりに成果を上げてきました。

私たちがこの業界に入る時、得られる情報は上っ面だけの各不動産会社の会社の採用ページと、OB訪問しても綺麗事しか言わない2～3年目ぐらいの若手社員たちの言葉だけでした。
そして、いいことしか言わないのは不動産屋さんに必須の資質だったんだと、私達が気づいたのは入社式が終わってそれぞれの部署に配属されたその日でした。

思い出して辛くなってきたのでこの話はここまで。

自分のお金がかかれば、鬼の形相で他社を押しのける不動産屋さんもなぜか、SNS上では紳士でお互いにリスペクトしながら、業務上の悩みを相談したり、それぞれが得意とするジャンルの不動産の最前線の情報を惜しげもなく披露していたりします。
本当は全宅ツイの会員たちをツイッター上でフォローして毎日の投稿を読んでみるのが一番、将来皆さんが就こうとしている不動産という仕事のリアルがどんなものなかわかるのですが、如何せん、同業のプロ同士の会話は門外漢で学生の皆さんには非常に分かりづらい。
ですので、今後、少しずつですが学生の皆さんにも不動産という仕事がどんなものか、わかりやすくかつリアルに書いたnoteを発行していきたいと思います。

第一回目は、不動産業界の最高峰、「不動産総合デベロッパー」のお仕事などについてです。就活生の皆さんにも手にとって頂きやすいように、今回は出血価格の100円で1月中は販売いたします。
こんなはずやなかった！不動産屋に騙された！って入社してから叫ぶ新入社員のみなさんが少しでも減ること、また、不動産の仕事に慣れてきた頃の貴方とTwitter上で不動産のお話をできるのを私達は楽しみにしています。

社外に仕事の相談できる同僚がいたっていいじゃない。

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グル：みなさんよろしいでしょうか
是不破君：はい！
栗井戸君：はい！
森本君：はい！
グル：では始めましょう！
今回は主に学生向けに、不動産デベロッパーとは？とか、どうやったら入れるのかなどお話できたらと思います。
不動産業界ヒエラルキー最高峰に君臨する光輝く者たち、不動産総合デベロッパー！
まずは皆さんの自己紹介を、、、と思ったんですが、狭い業界で下賤なお前らに身元なんかあかせるかいってシバかれたんで、今回は全員匿名！入社して何年目かとメインで担当してる事業だけお願い致します。
是不破君：是不破君です。入社10年前後、開発系の部署で仕入れや既存物件の管理、立退きなどやっております
森本君：森本君です、よろしくお願い申し上げます！私はマンション開発素地の用地取得を担当してます。入社15年目程度です！
栗井戸君：入社1年目の栗井戸君と申します。オフィスビルを中心とした比較的大きめの物件の開発を担当しております。
是不破君：弊社は底辺デベですが、不動産ヒエラルキー最高峰のみなさんよろしくお願いします
グル：wwww

■なんで不動産デベを目指したん？

グル：はい。ではまず。おまえらどうやってデベに新卒で入ったの？
今見たんだけど大手デベって新卒で毎年20-50名ぐらいやん？お父さんが日本橋とかに土地持ってんの？お？
・・・すいません、ちょっと興奮してしまいました。
是不破君：ｗｗ
グル：そもそもみなさんは学生の頃から不動産業を希望されていたのでしょうか？学生に人気なくね？不動産業界。
栗井戸君：就活の時はデベロッパーを中心で見てました。とは言っても大学1.2年生の時から興味があったわけではなく、就活を進めていく中でデベロッパーという業界を知り、興味を持ったといった感じですー
森本君：私はもともとデベ志望でしたね。経済系の学部なので、金融とかにいく人が周りは多かったんですが、目に見えるものしか信じられず、唯一無二の物件や街をつくるんじゃぁ！と思って、ほぼデベだけ受けました（生意気）
是不破君：僕は最初から志望してましたが、当時はリーマンショックもあり新興不動産がバタバタ潰れてる時期だったので、不動産というだけで「なんで？」という空気感はありましたね。デベ自体あまり認知度高くなかった気がします。そうは言っても採用人数自体が少ない業界なので、倍率は高かったと思います。
グル：栗井戸君、今って学生にデベロッパーって人気なの？
栗井戸君：正直言って、人気の高い業界ではあると思います。ただ多くの学生が受けるかといった意味で人気というよりは、デベロッパー業界を志望度高くしている人が多いって感じです！
森本君：私の頃もデベは人気でしたねー。でも海運と似てて、採用人数少なすぎて本気で目指してる人がどんだけいたかは謎です。
グル：僕らの頃は不動産業界行くって行ったら両親が泣き出す世界だったのにwwwww
栗井戸君：そんな時代があったなんて知りませんでした、、笑
森本君：上の人はいまだにそれ言います！笑
グル：なんで人気あるんですか？
森本君：採用人数少ない、若手でも裁量大きい、はやくから活躍できそう、ゼネコン・設計・仲介さんとかの真ん中にいてプロジェクトリーダー！感があるからなのかな、、、
栗井戸君：そうだと思います。街づくりという仕事に興味を持ちやすいからだと思います。
グル：あ～プロジェクトリーダー感はありますね。
森本君：当初思ってたのの倍くらい辛いですけどね笑
グル：wwwwwwwwww
是不破君：給料高い、派手なことやってそう、ほぼ転勤ない、希望したら海外も行けそう、ホワイトっぽそうみたいなイメージかな？
栗井戸君：たしかに転勤の少なそうな点で惹かれる人も多いのかなと。
森本君：私も転勤少ないのは魅力でした。
グル：なるほど～
森本君：行っても海外の大都市なので。あと地方政令都市。生保も損保も友人が飛びまくっているのをみると、デベでよかったと思ったり笑
栗井戸君：辺境の地に飛ばされる可能性は非常に低い(基本ない)ですよね。
グル：（ぼくが不動産業で一番遠くまで出張したの姫路です。
是不破君：建築系学部出身でゼネコンや設計事務所のインターン経験して嫌になり「施主になりたい」って入ってくる人いますねｗ
グル：それはめちゃかしこい。学生のくせにとてもセンスあるwwwwww
栗井戸君：ゼネコンでそのような経験をして、中途でデベに入ってくる人はいると聞きました笑
森本君：いますね笑
グル：ちょうデベに虐げられてるんを就職前に見せたらインターンならへんやろwwww
是不破君：ものづくりだと思ってたらイメージ違うんでしょうねｗ
グル：僕は新入社員の時に総合定例でマンションの建築現場事務所行ったら僕の椅子がなくて、そしたらサブコンの人がしばかれて会議中ずっと立たされてましたwww〇〇建設っていうゼネコンですwwww

■就活時と入社後のギャップ