ジャンプのMMA漫画第十四話🤼
後ろから数えた方が早い掲載順位となってしまった。
ちょっと風雲急を告げるな…。
この状態が続くと掲載は一年位が関の山であろう。
どんな構想を得ても掲載にはリミットがあるのでその間に纏めなくてはならない。
だらだらできる訳ではない。
アマチュアの舞台で最強決めて終わらせるとなると、初めに置いたフラグを回収することが出来なくなってしまう。
何度も繰り返して書いて来たがこの漫画の要は以下のものである。
祖父の面倒見
兄を倒して連れ帰る
練習仲間の進路
はっきり言ってこの主人公がどの道へ進もうが物語の進展には影響ない。
プロ止めて介護の道へ進んだっていいのである。
と思ったが、作中にプロの道へと進むことができる条件が提示された。
年内のバトルに勝ち進めばとのことらしい。
これでこの漫画の目標が出来たが同時にゴールが見えて来た。
人気を維持出来なければプロ昇格で終わりだろうが、そうなると設置したフラグが回収されないまま終わる。
目標はプロではなくて、祖父と兄とが和解することなのである。
格闘技漫画の様相を呈しているが結局は家族介護漫画である。
兄を連れて帰ることが目標で、実は別に格闘技をやらなくてもいいのである。
まだ主役は幼くて(高校生だけど)狭いセカイにしか生きてないから格闘技しか表現方法を知らない。
主役がそこまで戦う理由を追い求めなくてもよいところを発見したらこの漫画は終わる。
兄や祖父の為に人生潰すという選択肢を取らなくてもいいのだが、これに読者はどれだけ気付いているのだろう。
しかし、どうも戦いに喜びを感じ始めたので「そっち」の方へ流されていきそうでもある。
バトル漫画あるあるだが、人気取りの為に飽くなきバトルを繰り広げられる少年漫画というものが昭和から平成へと行われた。
バトルじゃなくて、ちゃんと終わらせるところまで描けるかどうか。
火ノ丸相撲も第一部はアマチュア優勝で、第二部は大相撲の優勝で終わらせるという区切りをつけさせた。
火ノ丸が横綱になれたかどうかは分からない。
現実的にも小兵がなれた例(ためし)は無いし、夢を見るのはそこまでとなった。
それも少年誌としての宿命だがどんな長期連載でも結局は俺戦となる。
紆余曲折して家族との和解まで果たして行けるのだろうか少し気になるところである。
その為には今月出る単行本が売れなければということになるが果たして。
さて、トーナメントに出て来る顔触れに丁度と言っていいのか少年誌あるあるなのか、対戦相手に同年代が多く見受けられるようになった。
個人個人のエピソードも挟まれるがその他大勢の過去編なんかやってる余裕はないだろう。
本邦のMMAは軽量化が進んでライト級(70kg)〜フェザー級(65kg)が中心軸となっているがもしプロ編となった場合は階級落としてバンタム級(61kg)になったりするのだろう。
無差別級の相撲とは違うので主役の二兎は兄よりも軽い。
つまり階級が違うのでもし闘うことになっても絶対に触れ合うことはないのである。
プロの試合でなくとも野良試合で決着をつける話になったりするのだろうか。
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