ジャンプのMMA漫画第十七話🤼
愛でたく扉絵カラーである。
掲載順位が後ろに来ることが何度もあったが、こうしてカラー扉絵が掲載されるとなると人気はそこそこあるのだろう。
この感じなら20週の壁を越えそうだ。
単行本が売れているのか?
それはさておきである。
喧嘩マスター相手にぽんぽんと技が入る展開には少し?マークがつくが、展開を急ぐならそうする他ないのだろうと思う。
セオリー通りだがこれで二兎は勝ってしまう。
終始対戦相手が薄味なのでこうした彼らが初めから最後まで感情移入が出来ない噛ませ犬の試合を見せつけられることになる。
掲載が続くか否かの瀬戸際なのでそんな悠長なこと言ってられないのだろう。
初めからラストスパートに向けてを想定しているかのように。
この試合は二週間程度で終わったが、程良く短く終わる。
そしてこのあと地下格編のラスボスが登場する。
はっきり言ってしまえば10週打ち切りを想定してしまえばそのラスボスだけで十分である。
作者は火ノ丸相撲の時もそうだったが、フィクションの中でも現実の事象をクリティークすることが屢々ある。
大相撲の体格制限が事実上撤廃となっているが、実際は済し崩しになっていたようで、身長が足りなかった新弟子が背伸びをして合格していたこともあった。
体重が足りないといっても67kgくらい増やせそうである。
ボクシングでもミニマム級の選手が体重47.6kgまで計量時に落とすことを定められているが、普段の体重は60kg近かったりする。
プロの格闘家が体重67kgまで増やすことくらい難しくないだろう。
昔と今とじゃ違うのは当然だが、体重コントロールも現代技術の粋だと思う。
筋肉をでっかくして体を重くして相手への打撃の威力を強めるのだからそうなるが、ボクシングは計量失敗がよく見られるので本人達の水抜きの技術が未熟だったりするのだろうと感じる。
ボクシングだけでなくK-1やMMAでも偶に起こるが、ボクサーが筋肉のでかいMMAやアマレスの選手達の水抜きを参考にすることがあるという。
よくよく考えてみたらボクシングのヘビー級は体重が100kg以上超えるのが当たり前となっており12ラウンドフルに戦えることも証明している。
体が重過ぎるからボクシングは筋肉をつけ過ぎないようにと思うがこれは結局階級下を狙ってリカバリーで有利に立つための方策である。
ボクシングの話になったが、MMAは十数階級刻みではないのでチキンレースみたいな減量が行われなくて幸いしている、かも知れない。
さて、話を元に戻すがこのライバル?が試合で相手の足を捻るが試合展開はあっさりしている。
火ノ丸の時もそうだったが主役以外の試合はダイジェストになってしまう。
言葉で説明というか、一コマの切り出しで説明が出来るので話をだらけさせる必要もないのだろう。
実力差を見せるためには足を捻らせるだけで十分。
この描き方は上手いと言うか当然だと感じる。
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