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誹謗中傷と世間と大衆社会

プロレスラーの木村花が22歳で亡くなってしまった。

自ら命を果ててしまったらしい。その傾向は自身のSNSから兆候はあって、その遠因はどうやらテレビに出演した時の演出に反感を持たれていたことらしい。

言うまでもないが現実と創作との区別がつかないある一定層のマス(大衆)がいる。

テレビに感化されて、現実にも自分の溜め込んだ感想を相手にぶつけてしまうのがいる。

マスメディアにはそうした作用を及ぼしてしまうことがある。

今に始まったことでもなく昔からである。

役者が悪役を演じただけで誹謗中傷が飛んでくることがあるらしい。

SNSもインターネットもない時代からである。

抗議の電話、抗議のFAX、抗議の葉書、抗議が行き過ぎたら誹謗中傷となる。

脅迫もあることだろう。

もう何度繰り返されたことか。

それで気を病む人も後を絶たない。

マスコミがある特定の人をバッシングし始めてから感化された大衆がそれに乗じて同じく誹謗中傷を始める。

そしていつの間にかターゲットを変えてバッシングの嵐は収まる。

自分達が責めていたことをすっかり忘れてまた叩き始める。

そうやって繰り返し、自分達が積み重ねてきた“罪”をなかったことにする。

そのような人間は、必ずや地獄に堕ちるだろう。

臨終の前に息が詰まり塗炭の苦しみを味わうのだと感じる。

全ての人がそうだとは思わないが、人間は呼吸器系で苦しみ死んでいくことが多くの死因の一つと捉えられる。

そう言えば、コロナ騒ぎでも感染者や流通業者や医療従事者への誹謗中傷がここ最近でも絶えなかった。

パチンコ店にもそうだしパチンコユーザーに対してもそうだし、サーフィンしに来た人々に対してでもある。

格闘技に対してもである。

このことは絶対に忘れない。

人を呪わば穴二つという言葉を胸に抱きしめるがよかろう。

それは自分でも言えることではある。

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