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俳句 作品一覧

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俳句作品の一覧です 1句ずつ発表順にご覧頂けます
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2021年4月の記事一覧

和歌はこころ俳句もこころ鯉幟り

和歌はこころ俳句もこころ鯉幟り

季語▷こいのぼり( 初夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
日本鯉のぼり協会という団体もあるそうです

そのおくに待つ人がいる夕焼けか

そのおくに待つ人がいる夕焼けか

季語▷ゆうやけ( 晩夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
夏の夕焼けのちから強さには勇気づけられます

かえりくるふねいくつもよ蜃気楼

かえりくるふねいくつもよ蜃気楼

季語▷しんきろう( 晩春 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
蜃気楼は、光の屈折で虚像が見える自然現象です

変わらずに変わる故郷よはるの川

変わらずに変わる故郷よはるの川

季語▷春の川( 三春 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
春の川、晩春にはおだやかにかがやきだします

鼻うたが変わりつづけて春終わる

鼻うたが変わりつづけて春終わる

季語▷はるおわる( 晩春 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
鼻歌も気分に応じて何となく変わっていきます

春雨よきのうは待たせ今日は待ち

春雨よきのうは待たせ今日は待ち

季語▷はるさめ( 三春 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
春雨は、主に仲春以降にしとしとと降る雨のことです

そもそもがいのちがけの世燕の巣

そもそもがいのちがけの世燕の巣

季語▷つばめのす( 三春 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
外敵から身を守るために、人家に巣をつくるそうです

観潮船うずのあたりがあかるいぞ

観潮船うずのあたりがあかるいぞ

季語▷かんちょうせん( 仲春 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
観潮は、うず潮を見物することです

春惜しむ路地奥に住むひととして

春惜しむ路地奥に住むひととして

季語▷はるおしむ( 晩春 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
路地奥は、路地の奥まった場所のことです

赤く咲いてなんのきざしの沈丁花

赤く咲いてなんのきざしの沈丁花

季語▷じんちょうげ( 三春 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
沈丁花・梔子・金木犀を三大香木というそうです

ほんとうの桜が観えてふぶくなか

ほんとうの桜が観えてふぶくなか

季語▷さくら( 晩春 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
桜の句、まだもう少しのあいだ詠めそうです

どかと瀬戸どかと灯台うららかよ

どかと瀬戸どかと灯台うららかよ

季語▷うららか( 三春 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
昼の灯台も迫力があって魅力があります

ものの芽よ二日三日のあめのあと

ものの芽よ二日三日のあめのあと

季語▷もののめ( 三春 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
ものの芽は、もろもろの草木の芽のことです

卒業後やくそくだけがうつくしく

卒業後やくそくだけがうつくしく

季語▷そつぎょう( 仲春 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
卒業、卒業式等は仲春の季語にもなっています