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俳句 作品一覧

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俳句作品の一覧です 1句ずつ発表順にご覧頂けます
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2021年1月の記事一覧

ほしぞらよ砂浜にあるくじらの死

ほしぞらよ砂浜にあるくじらの死

季語:くじら( 三冬 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
座礁した鯨、寄り鯨・流れ鯨などとも呼ぶそうです

じてんしゃに鳩に都会にはるの空

じてんしゃに鳩に都会にはるの空

季語:春の空( 三冬 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
春にむけて今ごろが三寒四温の時期です

歯舞群島ひとつにこおる海おとか

歯舞群島ひとつにこおる海おとか

季語:凍る( 三冬 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
寒気のためにさまざまなものが凍りつくことです

北方領土雪ふりつづきふりやまず

北方領土雪ふりつづきふりやまず

季語▷ゆき( 晩冬 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
雪は晩冬、初雪は初冬、雪嶺は三冬など様々です

マネキンのとわの静止よぼたん雪

マネキンのとわの静止よぼたん雪

季語:ぼたんゆき( 三春 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
牡丹雪、綿雪、花びら雪は、雪片が大きい雪のことです

ほっかいどう零下四度の冬ぎんが

ほっかいどう零下四度の冬ぎんが

季語▷冬銀河( 三冬 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
冬銀河は、冬季の天の川のことです

まぼろしのおととどろかす凍滝よ

まぼろしのおととどろかす凍滝よ

季語▷いてだき( 晩冬 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
凍滝は、落ちる姿のまま凍りついた滝のことです

しんしんと耳のいたさの凍て滝よ

しんしんと耳のいたさの凍て滝よ

季語▷いてだき( 晩冬 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
一部が凍る滝、全部が凍る滝など様々なようです

きょうまでの幸が不幸がはるの雪

きょうまでの幸が不幸がはるの雪

季語▷はるのゆき( 三春 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
立春後に降る雪、綿雪・牡丹雪・淡雪など呼称も様々です

ふるさとがみえてくるのは春炬燵

ふるさとがみえてくるのは春炬燵

季語:はるこたつ( 三春 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
立春を過ぎても使っている炬燵のことです

村長のかげとひかりの日なたぼこ

村長のかげとひかりの日なたぼこ

季語▷日向ぼこ( 三冬 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
句の先の世界をたのしんでいってください

義手にみらい義足にみらい風光る

義手にみらい義足にみらい風光る

季語▷かぜひかる( 三春 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
ロボット技術を用いた義手・義足の実用化も近いそうです

大人みなうしろすがたよふゆの坂

大人みなうしろすがたよふゆの坂

季語▷ふゆ( 三冬 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
句の先の世界をたのしんでいってください

山小屋はやまのにおいの雪解けよ

山小屋はやまのにおいの雪解けよ

季語▷ゆきどけ( 仲春 ) 現代俳句

俳句は余情をたのしむ文芸です
雪解けの匂いというものも感じた記憶があります