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drupa2024を振り返って

こんにちは。クルツジャパンのタナカです。
2024年5月28日~6月7日までの11日間、ドイツ・デュッセルドルフ見本市会場で開催されましたdrupa2024。クルツジャパン株式会社の親会社であるLEONHARD KURZ(レオナルドクルツ社)は、プラチナパートナーとしてブース出展いたしました。

前回はコロナのためバーチャルでの実施となり、リアル開催は8年ぶり。日本からもたくさんの方が弊社ブースまで足をお運びくださいました。本当にありがとうございました。現地に行くことができなかった方々に、会場の様子や展示内容を少しでもお伝えできればと思い、ショートムービー+ドイツ本社のデジタルマガジンレポートをお送りしたいと思います。

▼ KURZ drupa 2024ショートムービー↓↓↓

▼ KURZ デジタルマガジンレポート↓↓↓
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8年という長い年月を経て、2024年、ついにdrupaが開催されました。 "Re:think what's possible" というスローガンを掲げ、KURZはデュッセルドルフで開催された世界有数の見本市で、画期的な技術革新、息をのむようなデザイン、そして表面加飾の世界からのビジョンを紹介しました。会場は大いに盛り上がり、KURZはワールドプレミアを祝いました。

LEONHARD KURZにとってdrupa 2024は、あらゆる面で実りある機会となりました。多くの契約締結、機械の販売、エキサイティングな展望、来場者との有意義で興味深いお話、そして素晴らしいチームワークにより、総合的に成功を収めました。 "Re:think what's possible" のスローガンのもと、当社はホットスタンプ、コールドトランスファ、デジタル箔押しの分野でユニークな表面加飾製品とソリューションを紹介しました。"Re:think what's possible"は、薄膜技術のスペシャリストである我々にとっては単なるスローガン以上のものです。「私たちは立ち止まらず、進み続けます。私たちは既成概念を打ち破り、表面加飾の未来を形作るために、あえて普通でないこと、革新的であることに挑戦します。 "Re:think what's possible" ー 当社のdrupaのスローガンは、我々のすべてを要約しています。」と、インダストリアル上級副社長兼経営委員会メンバーのマルクス・ホフマンは述べています。

可能性を追求し、パフォーマンスを発揮する

KURZではトレンドを設定し、継続的な製品開発を行い可能性を超えていきます。グラフィック業界において既成概念を打ち破り、一見正反対に見える要素を統合。そして、表面加飾の分野で全く新しい基準を打ち立て、驚くべきソリューションを新たに生み出します。どうしてそんなことが可能なのでしょうか?

KURZブースでは、

「クリエイティビティとテクノロジー ― 恋に落ちる」
「バーチャリティとリアリティ ― デートをする」
「欲望と予算 ― 親友になる」
「セキュリティとスタイル ― 惹かれ合う」
「デザインと持続可能性 ― ひとつの未来を共有する」

という5つの重要なトピックに基づいて、その答えを提示しました。「クリエイティビティとテクノロジー」では、革新的なテクノロジーと効果的な転写製品によって、息をのむような表面加飾がどのように生み出されるかを紹介。「バーチャリティとリアリティ」では、デジタルソリューションに焦点が当てられました。「欲望と予算」では、製品がいかに費用対効果の高いアイキャッチャーになるかを明らかにしました。「セキュリティとスタイル」は、安全性とスタイリッシュさを兼ね備えたセキュリティ機能に焦点を当てました。「デザインと持続可能性」では、当社がデザイン面で先駆的な役割を果たすだけでなく、環境に対しても責任を負っていることを示しました。例えば、加飾工程で発生する使用済みPETフィルムを回収しリサイクルするシステム「RECOSYS® 2.0」では、当社が掲げるクローズドループのビジョンにますます近づいていることを示しました。

次のレベルへ

来場者のみなさまには、無彩色でラグジュアリーなKURZ SILVER LINE®といった、目を見張るような新製品やユニークな表面加飾を楽しんでいただきました。KURZのエクスクルーシブラインは、ラグジュアリーと美学のシンボルとして、POSのアイキャッチャーとなっています。全面的な装飾であれ、部分的で繊細なディテールであれ、試行錯誤を重ねたLIGHT LINE®テクノロジーのあらゆる利点を備えた新処方は、クリエイティブなアイデアを現実のものにします。そして、デザインと表面加飾が息をのむような共生を実現します。パッケージやラベルは、純度の高い光沢デザインとホログラフィック構造で印象的です。特殊な3D効果は視覚的な奥行きを与え、回折エンボスは刺激的なコントラストを生み出します。SILVER LINE®とLIGHT LINE®に加え、半透明のLUMAFIN®も案内しました。さらに、KURZは究極のメタリックホットスタンピングであるLUXOR®/ALUFIN®も展示しました。鮮やかで光沢のあるメタライゼーション、多彩なカラーバリエーション、魅惑的な表面効果など、KURZの定番製品です。ECOFIN®はグラマラスなゴールドとシルバーの色調で印象的です。ホットスタンピングとコールドトランスファ用の新シリーズは、性能面でKURZの特性を保ちながら、そのコスト効率では感動を与えます。これらすべてが革新的なセキュリティソリューションと組み合わされ、KURZのポートフォリオを完成させました。

表面加飾の未来へのエンジニアリング

KURZの子会社であるSteinemann DPE、MPRINT、Hinderer + Mühlich (H+M)、KURZ Digital Solutionsも、デジタル加飾や印刷機、エンボスツールを展示しました。印象的なライブマシンデモンストレーションが、見本市のプレゼンテーションを締めくくりました。ハイライトはDM-MAXLINER 3Dで、シートフォーマットのデジタル高速フィニッシングシステムで、インクジェットオンサブストレート技術により、高光沢のデジタルメタライゼーションが実現され、UVスポットコーティングとデジタル箔加飾により、最適なルック&フィールを体験することができます。KURZのブースを訪れた来場者には、DM-MAXLINER 3Dで高品質に仕上げられたポスターを無料で配布しておりました。このポスターは、KURZの技術を結集したクリエイティブな情熱の表現としてのアートワークです。繊細な構造、心地よい手触り、鮮やかなルックスが五感に訴えかけ、3D効果がまるで生きているかのような外観を作り出します。TRUSTSEAL® SFXとホットスタンプによるマイクロエンボスで仕上げられたきらめくハチドリが目を引きます。透明のホログラム箔LIGHT LINE® LaserとエレガントなゴールドのLUXOR® 385に加え、コールドトランスファで仕上げられたマット構造は、エキサイティングなコントラストを生み出します。

KURZはdrupaで世界初公開となるDM-MAXLINER 2Dを発表しました。今回初めて世界に公開されたこのハイテクマシンは、幅広い基材へのデジタルメタライゼーションを可能にします。

顧客のみなさまとともに、これからも

KURZのブースでは、特別なイベントを準備して来場者のみなさまをお待ちしておりました。 1日に数回行われるフラッシュモブは、練習した振り付けで観客を魅了しました。このパフォーマンスは、一風変わったエンターテイメントとして、たくさんの方々に歓迎されたと感じています。インダストリアルマーケティング部長のユリア・マイヤーは、「drupaの期間中、私たちは素晴らしくユニークなチーム・スピリットに支えられていました。私たちの顧客もこの精神を感じていただけたと思います。今回のdrupaは、個人的にも非常に特別な経験となりました。」

ご来場いただき誠にありがとうございました!

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クルツのデジタルマガジンOROFINで原文をご覧いただけます。
drupa 2024: What a show! (orofin.com)


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