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別れが怖くて、大切にすることから逃げてしまったあの頃の自分へ。

「幸せになる覚悟」

ありますか?
私はつい半年くらいまでありませんでした。今日はナナの思い出話をしながら「幸せになる覚悟」ができなかったあの頃の自分を供養できたらと思います。大切な人を大切にする、当たり前のようでできていませんでした。

私は今、家族と一緒に暮らしています。
私の家族は、みんなポメラニアンがだーい好きで、今いるポメラニアンのニーナは3匹目です。ナナは2匹目です。

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ポメラニアンのナナが家に来たのはもう15年前のこと。当時の私は10歳。
前に飼っていたポメラニアンのジョニーが天国に行ったので、今回新しくナナを迎えたのだった。

ナナとはペットショップで出会ってこの子だとビビとっきた。
抱っこさせてもらった時、小さすぎてその小さな生命にときめいた。
でも生後二か月で結構値段がたかく、小さすぎて育てるのが難しいということで、その日はあきらめた。結局いろいろと回ってそれから5か月後、ナナはもういないんだろうなと期待せずにむかったペットショップ。


いたのだナナが。
運命だと思った。
もう今すぐにでも連れて帰りたい、中学受験頑張るからとおねだりしてお迎えできたナナ。

お迎えから1週間は甘えん坊にさせ過ぎないため、必要以上に触ることができなかった。雷がなっておびえているときも、おうちから出してあげることができずつらかった。。

そしてお迎えから8日目の朝、私は早起きして、ナナのおうちをあけて
ぎゅーってした。今でも覚えている、ずっと会いたかったナナとこれからたくさん楽しい毎日が過ごせると思うとうれしくて仕方なかった。

小学生の頃は塾が忙しかったけど家に帰ったらすぐナナと遊んで、
よくいたずらもされて怒ったりもしたけど本当に楽しかった。消しゴムが大好きでMONOがいつもやられていた。

ただ、うちは両親共働きで家を空けることが多くて、結構ナナにさみしい思いをさせていたように思う。当時はそれに気づかず、悪いことをしたナナを怒ってばかりだった。ナナが9歳のころ、急にお尻の毛がはげてきた。最初は生え変わりかなとあまり気にしてなかった。
そのころ大学生になり、毎日が楽しくて、家の手伝いもあったし私はあまり家にいなかった。たまに家にいるとき、ナナはなんだかもっとはげていて、怖くなった。

死を感じた。いつか来る別れが怖くて、それなら思い入れがないほうが別れがつらくないと思ってナナを避けるようになってしまった。今思えば早く病院に連れて行ってあげればよかったのに、治らなくてももっともっと愛してあげればよかったのに、ただ怖くて問題から目を背けて逃げていた。


それから一年後。私は大学二年生。急激にナナの具合は悪くなっていった。
ナナが死んだあの日のことは今でも覚えている、
自分で死を悟ったようで、ナナが最後家族一人一人のもとに弱弱しく歩き体をすりすりしてきたのだ。ナナなりの挨拶だったんだと思う。
私のところにもきた、その時やっと気づいた。ナナをこんなに好きだったのに、どうして逃げてしまったんだろうと。
そして挨拶の後、わたしたち家族の真ん中に横たわって、目を閉じて、ナナは天国に行った。

もうそのあと家族全員呆然としてて、私は泣きながらなんとか犬の葬儀屋さんを調べて電話して依頼。次の日に、ナナはお骨になり、写真とともに、リビングに飾られた。今でも思い出すと涙がずっと止まらなくなるくらい、初めての死別だった。


そこからは家族全員、毎日ナナを思い出しては落ち込んでいた。でも生きているのだから前に進まなければいけない。やっぱりうちにはポメラニアンが必要だと、家族は新しい子を迎える準備を始めた。
そんな中、私だけどうしても前向きになれず、協力できなかった。まだ逃げていた。実はニーナをペットショップで見たこともないし、お迎えにもいかなかったし、あまり面倒を見ていなかったのだ。

ニーナが来て徐々に遊ぶようになったけど、ぶっちゃけコロナの前までは自分自身がほぼ家にいなくて(家にいるのは寝るときだけ生活)を繰り返していた。家にいるとナナを思い出してつらくなってしまうからだった。

でも、コロナで家にいるようになって、生活が変わった。
ニーナがMTG中に吠えたり、かまってくれないといたずらしたり大変だったけど、仕事してるときに膝の上にのってくるのめちゃくちゃかわいくて。
あー大切にしてあげなきゃ、後悔するって思った。
大切なものを大切にしないと、いうことは自分すら大切にしないということ。

そう思った。

てか、もふもふって宇宙平和過ぎませんか、、ほんと。

(ニーナがかわいすぎてTikTok始めたんですが初心者過ぎて魅力が伝わりません!!!がんばります)

ニーナはもう5歳、健康ではあるものの食べ過ぎで太るのが悩みのタネ。
ダイエットしたら毎日吐くようになって大変だった。。(今はもう前みたいに食べるようになってまた太り始めました、、笑)
本当に大切な家族です。

いまでもニーナがいつかいなくなることーーそれはきっと長くてもあと10年くらいと思うと、悲しくて涙が出てきます。もっというと親も高齢になってきたし、私がおばあちゃんになるころにはいないんだと思うとそれもつらいです。実はそれも理由で家にいるのは寝るときだけの生活を送ってました。


それでも、ナナの時の後悔をもう誰にもしたくない。
私だっていつ何かのタイミングでいなくなってしまうかもわからない、それが人生だから。


大切にしたらその分、別れがつらいだろうなと思います。
でもそのあと、大切にした分だけ、幸せな時間を共有した分だけ、それが心を支えてくれる気がするんです。

私はたくさん逃げてきました。
でももう別れが怖いから、向き合うことから逃げずに、大切にしたい。
そう「幸せになる覚悟」ができた状態でありつづけたいなと思います。


今を、自分を、大切な人たちを、
たっぷり大切に・ラブを伝えていく日々にしていきたいな!


Peace.

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