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学生の頃の自分に伝えたい勉強する意義

はじめに

勉強は、何のためにするか考えたことがあるでしょうか?
将来のため、大学受験に合格するため、資格をとるため?
人によって様々かもしれません。
ただ一つ言えることがあります。
単純に知識を増やしていくことにあまり意味はありません。
そういった知識というのは研究者とか専門家にでもならない限り、基本的に社会に出て、なんの役にも立ちません。
役に立っていたとしても今後、その価値はどんどん下がっていくでしょう。
なぜなら、Googleという全知全能の神様(ちょっと言い過ぎかも)がすべてを教えてくれるようになってきているからです。
そもそも、現代はそういった知識を知っているだけで、評価されるシステムに日本がなっていることは問題だと思います。
ただ、その辺の話は本題とそれるので今回は割愛します。
このノートを読んでくださっている方がもし学生であるなら、また社会人の方でも、今一度、勉強する意義を考えていけたら幸いです。
ぼくは、大学院まで出ていて、もうすぐ社会人としては4年目になります。
卒業してから社会人として3年経った、ぼくなりの結論をこれから教科ごとに述べていきます。
勉強する意義を考えるための、参考程度に読んでいただきたいと思います。 


歴史 

過去を学ぶことによって、未来がわかる
基本的に現代で起こっている問題とか事件は、
登場する人物やモノが変われど、過去に起こったことと、
根本的な仕組みは変わっていません。
「歴史は繰り返す」といいう言葉があります。
たとえば、人類は長い歴史の中で戦争を繰り返してきました。
しかし、現代は戦争のない世界になったように見えますが、GAFAと呼ばれる巨大企業が世界を侵略し、席巻しつつあります。 GAFAとは?
まるで、帝国主義の時代の侵略戦争を繰り返しているとも解釈できます。
このように「歴史は繰り返す」という前提で歴史を認識していると、未来が予測できるし、それに備えることができます。
未来を予測することができれば、実際にそのことが起こっても、あまり動じなくなれますし、自分の目指すべき方向を考えることができます。 


国語/外国語

自国あるいは他国の文化、思想を理解し、伝えるためのツール
ぼくたちは言語をつぎの2つの用途で使っています。
1. 相手に自分の考えを伝えるとき
2. 自分の頭の中でモノゴトを考えるとき
ぼくたちは頭でモノゴト考える時に言語を使います。ですから、知っている言葉で考えられることが制限されます。
また、言葉というのは、その国の文化とか思想を背景に生まれたものです。
その言語を使って、自分の頭で考え、相手に伝える
これが言語の存在意義であり、学ぶ時のポイントだと思います。

科学

テクノロジーに利用されない人になる、また利用する側になり生活を豊かにする
現代を見回してみると、テクノロジーに利用されている人は多いように感じます。
たとえば、スマホに使われている人がいます。
・ツイッターの反応を過度に期待する
・自分に関係のない芸能人のゴシップ記事をスマホで見て、一喜一憂する
・特に見たい番組があるわけではないけど、だらだらYouTubeの関連動画を見続けてしまう

本当にこれらをやることで生活が豊かになるでしょうか?
テクノロジーは利用して、生活を豊かにするためにあるはずなのに本末転倒です。
テクノロジーを使って余剰時間が生みだしましょう。
その時間を有効活用することで、人生はより豊かになっていくのです。

生物 

人間が生物としてありのままに生きることの大切さを教えてくれる
人間は狩猟採集をしていた時代から、体の構造、仕組みはほとんど変わっていません 。
進化のスピードが追いつかないほどに、人間社会は発展してきたからです。
つぎの3つの例では、現代人がいかに生物的にありえない行動をしていることがわかります。
1. 眠くなったら寝ない
眠い目をこするながら、夜中まで残業とか、
眠いのに我慢して寝ないのは生物の中でも人間だけです。
2. あまり運動しない
狩猟採集をしていた頃の人間は、常に走り回っていました。
一方、現代人は全く動かず、一日中でデスクで過ごす人が多いです。
3. どか食いをする
脂肪や糖質の多いものをどか食いする人は多いです。
食べ物に困らない現代では脂肪を蓄えることに意味はありません。
当時は次にいつ、栄養のある食べ物にありつけるかわからない状況だったので、人間はそういう体になっているのです。
以上のように、いかにに現代人は生物として異状な行動をしてしまっているかがわかると思います。
このように自分の体の仕組みを理解することは健康的にいるためにとても重要です。
朝決まった時間に目覚ましで強制的に起こされるのも人間くらいです。 


お金 

基本的に学校では教えてくれません
そもそもなぜ、お金には価値があるのか考えたことがあるでしょうか?
ぼくは恥ずかしながら、学生の頃は考えたことがなかったです。
なぜ、あんな紙切れに価値があるのでしょうか?
また、日本人は株への投資をギャンブルと履き違えている人が多いです。
株への投資がギャンブルであるなら、日本の銀行にお金を預けていることすらギャンブルになります。
なぜなら、円に価値がある状態が今後もずっと続いていくとは限らないからです。
銀行に預けるか、投資するか、
これらはお金を保管しておく場所を変えているに過ぎないのです。

おわりに 

以上のように考えることで、ぼくは世界がよりクリアに見えるようになりました。
世界に対して1本筋を通して考えられるようになりました。
社会人になってからの日本人のサラリーマンの平均勉強時間はなんと7分だそうです。
大学受験が勉強のゴールではありません。
生涯勉強です。
この世界を理解することは、あなたの人生をより豊かにしてくれます。


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