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神話でみる宇宙論

こんにちは! 今日は世界の神話からむかしの人はどんな宇宙を想像していたのということを調べてみました。

動画はこちら✨

宇宙の姿

私たちが住んでいる地球は、8つの惑星が太陽を中心に回っている『太陽系』の中にあります。

note_太陽系

さらに、太陽系のような星の集まりは他にもたくさんあって、
それらと宇宙を漂うガスとかチリなどが集まって『銀河系』になります。

note_銀河02

地球がある太陽系は、銀河系の端っこにあり、その銀河系もさらに多くの銀河系、『局部銀河群』の中の一つに過ぎなくて……とまあ、現在わかる宇宙の姿と言えばこんなところでしょうか。(とにかく大きいね!)

note_銀河郡

前置きが長くなっちゃって恐縮ですが、科学が進歩しここに至るまでむかしの人はあれやこれやと宇宙のカタチを想像してきました。

その姿を、北欧神話・インド神話・エジプト神話からピックアップしてみました。

北欧神話 ーユグドラシルが宇宙の中心ー

約800年前の北ヨーロッパでのお話。
北欧神話では、ユグドラシルという大きな木が宇宙の中心にあると考えられていました。
日本語では『世界樹とか宇宙樹』と呼ばれています。ゲームでよく見かけます。

note_ユグドラ

北欧神話でのユグドラシルは、三つの根が幹を支えています。
その木の下に、死の国、人間の国、神の国という3つの世界が存在しているという考え方ですね。

これが、北欧の人が考えた宇宙の姿です。

インド神話 ー須弥山の天辺にある宇宙ー

今度は、もっと遡って、約3000年前のインドの宇宙論。
インド神話では、須弥山(しゅみせん)と言って神様の住む山が世界の頂上だと考えられていました。地球はその下に存在し、地球を支えるのは、亀と象と蛇です。

note_インド

須弥山の下には、風輪、水輪、地輪と言って、こちらも三つの世界が存在しています。
上下の概念はどの国も同じなんですね。
須弥山の頂上には、帝釈天(たいしゃくてん)を中心とする宮殿があり、太陽や月はこの山をぐるぐると回っていると、考えられていました。

このインド神話の宇宙論っていうのは、仏教とともに日本にもやってきてたそうですよ。

エジプト神話 ー二人の神様が支える宇宙ー

約3000年前のエジプトの宇宙論です。
宇宙は、天空の女神と大地の神が支えています。
大地の四隅には天を支える高い山があって、その真ん中を流れるのがナイル川です。太陽神ラーが、毎日ボートに乗って天のナイル川を渡ることで昼になったり夜になったりすると考えられていました。

note_エジプト

このように、エジプトには太陽信仰がありましたが、暦を作る必要性に迫られ、星や太陽を観測することにより他の国より早い段階から、神話的な宇宙観から、より科学的な宇宙像を作り出していくことになります。

天動説 ー地球が宇宙の中心であるー

天動説というのは、地球が宇宙の中心にあり、動いているのは地球ではなく星の方だという考えです。
約500年くらい前までは、まさか自分たちの住んでいる地球が動いているなんて思いもしなかったってことですね。

そりゃそうだ。

おしまい。

参考資料

 

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