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【読書】ひきこもりに関する本(3冊)

○○10個のシリーズは今後もやっていきますが、毎回やるほどネタはないので、ひとまず今までやっていた読書感想に戻ります。

中高年がひきこもる理由ー臨床から生まれた回復へのプロセスー

元ひきこもりで現臨床心理士の人が書いた本です。元ひきこもりだけあって、ひきこもりの気持ちがよくわかっていると思います。最後の方に引きこもりからの回復についても書いてありますが、かなり難しい事であると実感。要は「ひきこもりの本質はアイデンティティの未確立」でそれを確立するには「親の協力が不可欠」と言うことなんですよね。親を改善させるのは本人を改善させるより難しいので…。あと10~20年すれば親が死ぬひきこもりも増えてくるのでその時に社会はどう対応するんでしょうねぇ…。

ルポ「8050問題」

KHJ全国ひきこもり家族会連合会の理事をやってる人が8050問題の現状を書いた本です。ダイヤモンド・オンラインで「引きこもりする大人たち」も書いているらしく、その内容に加筆修正したような感じなのかな。コラム③ではYahooニュースにも出た「ひきこもりのまま女性に求婚されて結婚した男性」の話があります。しかし、これは普通の引きこもりには真似できないと思います。そもそも奥さんとの出会いがボランティア活動らしいので。まぁ、いい人に会えて良かったですね。


8050問題 中高年ひきこもり、7つの家族の再生物語

これも8050問題の本です。この本はひきこもりになる要因として「家族(特に親)」の影響が大だと書いてあります。紹介されたケースの中で確かにこれは本人だけの問題ではないなぁと思えるものもあれば、そうでもない場合もありますね。本当にひきこもりの理由は人それぞれで多種多様です。マスコミが流す情報に惑わされてはいけませんね。ただ、元がまともな人でも長期間(3年以上)、引き篭もってれば頭が変になるんじゃないでしょうか。


と言うことで、私が今年に読んだひきこもり関係の本でした。私はひきこもりではないですが、元不登校ではあるので、ここら辺の話は結構興味があったり。今後も現状を把握するために読んでいこうと思います。

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