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DX Criteriaを実施するときのコツ

昨年度末にDX Criteriaを実施してみましたが「項目数が多くて大変!」「時間がかかりそうだな…」と感じる方もいると思うので、実施する時のコツを書いてみます。

スケジュールを決める

いつやるかを決めます。カレンダーアプリに予定を入れて、場所を決めてやると良いでしょう。私が実施した時は事業部ごとのエンジニアリングリードで集まって実施しました。時間は約1時間から1時間半で設定して、320項目を1項目あたり10~15秒で回答するようにします。時間になったら次の項目へ進むというシンプルなメソッドです。複数人いるとお互いに励ましあったり、ワイワイやれて良かったです。1人でやるよりも時間内に決断しようときう気持ちになり、どんどん項目のチェックが進められたように思います。

完璧を目指さない

DX Criteriaの目的は超高速な事業仮説の検証能力を得ることです。一回のテストで高得点を目指すのではなく、継続的に実施して、各項目の変化を見たり、全体感を把握して、議論や改善を続けて行く事が大事だと思っています。利用上の注意も載っていますので、読んでおきましょう。

組織的に実施できているか?で判断

回答をしている中で、誰かに依存している場合や仕組み化できていないものはYes, but(0.5ポイント)またはNo(0ポイント)として回答しました。Gitを使ってバージョン管理するみたいなのは当たり前なので悩む事なくYesですが、「誰かがやってたような…」「〇〇さんが頑張っている」みたいなものはNoにしました。その人のモチベーションが低下して実行されなくなったり、違うチームに移動して出来なくなってしまう可能性があるので、私が実施した時は組織的に実施できているか?という観点で回答しました。

結果は公開する

結果はみんなが見えるところで公開して、組織全体で考えていけるようにしましょう。可能であれば会社のテックブログなどで社外にも見える形で公開することで、他の会社の良いところを取り入れたり、同じ悩みを抱えている人達で相談するきっかけを作っていけるかなと思っています。DX Criteriaを通して、自社のDX向上を目指しながら、業界全体としてもDX向上をしていけるように、みんなで一緒にやっていきましょう。

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