見出し画像

キャリアの変遷を話して気づいたこと

自分の人生をキャリアという切り口で振り返ってみると、
そこには戦略なんてものが無かったように思います。

賢い人は戦略があるのだと思いますが、私は違いました。。。

こんなことを考えるきっかけが講演依頼を受けたことから始まります。
2019年12月21日土曜日の午後
お声がけ頂いた科新塾の方々にお話をしてきました。

科学者維新塾(科新塾)は、
理系博士や博士を目指す人たちを、
広く世に貢献する人材へと醸成すべく開かれる自主独立、非営利の塾です。

今回聞きにきて頂いた方は、
博士課程の方、修士号取得後就職された方、博士号取得者の方々でした。
私の博士号取得に繋がる色々な話や博士号取得後のキャリア等の変遷を赤裸々に話してきました。

話した内容の概要はこんな感じ。

スクリーンショット 2019-12-23 00.15.44

で、この会は90分と言う時間があったので、30枚くらいのスライドを作りました。その際に自分自身の過去を現時点から見て振り返る作業から始めました。これが結構面白かった。

スクリーンショット 2019-12-23 0.20.25

縦軸が自分の気持ちとして、最高が100、最低が0、
横軸は年齢でプロットしました。
この作業は感情が良い意味でも悪い意味でも揺さぶられたイベントを主に抽出して、全くの独断と偏見でスコア化してみました。
(自分の人生なので、独断と偏見しな無いですが。。。)

こうして見ると色々あったなぁって言う感想しかないです。
でもって、今が最高ってのが私にとって大切。
と言うか、多分どの時点もその時が最高だったと思います。
ただ、過去の評価は今現在の状況に応じて変わるものだと思うので、
なんとも言えませんが。

自分の中で自信という自信が打ち砕かれた際に縦軸が0になっている時(転職したての39歳)があるのですが、その時は本当に辛く、元に戻るのに数年掛かったけれど、今となってはこれがあったから今があると思っています。

スクリーンショット 2019-12-23 0.49.35

なんて感じの私の人生のイベントを振り返りつつ、
キャリアチェンジのときにの思いとかを再体験してみて思ったのは、
そもそも私はキャリア戦略というものを考えて今に至っていません。

その場その場でこうしたいってのは色々あり、選択してきました。

・博士号とったら海外ポスドクしたい
・日本で常勤の研究者になる道があるから帰国
・さらなるポスドクはやめて製薬企業を選ぶ
・製薬企業のMSLではなくライフサイエンスコンサルタントを選ぶ

今、思い返すと辛いことはままあるものの、
それぞれの職場ではある程度楽しみならがきちんと仕事をしてきました。

・アカデミアではそれぞれの場所で論文は出した
・製薬企業では特に再生医療製品の導入の裏方が出来た
・前職と現職ではお客様のお役に立てている(と思っている)

期待に対しては、しっかりと高い質で応えていく必要はあると思います。
それに加えてその場での人間関係をいかに良い感じにするかということに自分の意識が向いていたように感じます。

・現在も含めて飲み会の幹事役多数(好きってのはでかい)
・人と実際に会うのは本当に大好き(こればっかりはやめられない)
・頼まれた仕事はなるべくやる(本当に嫌な場合は断るけど。。。)

誰にでも好かれようという気持ちはないけれど、
好かれたいなぁという人に好かれるような行動はしていると思います。

それが家族だったり、お客様だったり、友達だったり、同僚だったり。

そうした積み重ねが大切で、それを見てくれている人がいて、
信頼関係が少しずつ少しずつ年輪のように増えていくと感じています。

で、今自分が仕事上気をつけていることをまとめてみると。

スクリーンショット 2019-12-23 8.31.07

この5つになるかなぁと思っています。
2つ目の正直ベースで人と接するというのが大切だと今は思っています。
嘘をつくとどんどん苦しくなるので、お客様の利益になれば、競合他社をお勧めすることもしています。

そして、新しい情報に触れて、メモ代わりにアウトプットをしておく。
これもお客様との会話の中で活きたり、さらなる情報へ到達できたりと、
いいことがあると感じています。

最後に、島崎藤村の言葉を最近知りました。
まさに、これだよなぁと、ぐっと来たので紹介して終わりました。

スクリーンショット 2019-12-23 8.31.23


#黒坂図書館 #COMEMO #COMEMOHUB #キャリアの変遷 #人の世にある三智 #ビジネス #カルチャー

この記事を読んでいただいたみなさまへ 本当にありがとうございます! 感想とか教えて貰えると嬉しいです(^-^)