【ポケモン剣盾シングルS4】ようりょくそエルフ晴れ砂パ【最終482位】
はじめまして、ぬくもりと申します。
3月は、ポケモン剣盾において当面の目標としていた3桁順位到達のみならず、最終500位以内まで達成することができたため、記念にと思い初めての構築記事作成に至りました。
もう新シーズンも始まって10日が過ぎ、今更感はありますが、よろしければ御覧ください。
【パーティ・順位画像】
【コンセプト】
このパーティは、「ステロからの天候エースによる抜き」に特化させることを目標とし、コータスとカバルドンという晴れ砂の天候始動要員を両立させています。
また、天候エースとしては晴れ砂それぞれリザードンとドリュウズを用意したほか、ダイマ適正の高い両者と同時に選出できる裏の天候エースとして、ようりょくそエルフーンを採用しました。
これにより、相手のパーティに合わせて適切なステロ要員と天候エースを選択し、常にこの構築の理想である「ステロからの天候エースによる抜き」を狙った選出及び試合展開をできるようにしています。
最後に、トップメタであるカビゴンやこのパーティで重いラプラス・バンギラスを破壊でき、晴れフレドラでシナジーも多少あるヒヒダルマを加えたのがこの構築です。
【個体紹介】
○コータス(選出率1位、ダイマ率5位)
・性格 図太い
・努力値 H236 B20 D252
晴れの天候始動要員にして、タイプ・種族値・特性の噛合によりほとんどの攻撃を一撃耐えて役割を遂行する仕事人。
耐久調整はほぼHDに極振りしつつ、努力値効率の面からBに性格補正をかけています。
これにより、控えめ特化眼鏡ドラパの流星群や陽気珠ドリュウズの地震を高乱数で耐えることができ、初手で仕事をできずに倒されるということがほとんどないのが魅力です。
また、脱出パックオバヒによる後続への展開や、クリアスモッグ及びあくびによる起点化回避など、ステロを撒いたあとの選択肢も優秀なため、先発要員として圧倒的な信頼性を誇ります。
○エルフーン(選出率2位、ダイマ率3位)
・性格 控えめ
・努力値 CS252 D4
裏の晴れエースとしての採用ながら、選出率2位の真のエース。
準速ようりょくそによる超スピードで環境中のあらゆるポケモンの上をとりつつ、特化眼鏡による予想外の火力で相手のパーティを崩したり、お互いのダイマが切れたあとの詰めの役割を果たしたりします。
ようりょくそアタッカーとして強力な対抗馬であるフシギバナではなくエルフーンを選んだ理由としては、アタッカーであることを読まれにくいという奇襲性、Sの高さによる抜き範囲の広さ(ダイジェット2積みギャラの上を取れるかどうかなど)、そしてドラパルトへの打点の有無などがあります。
特に奇襲性の高さは折り紙付きで、草タイプであるにもかかわらずこのポケモンから草技が飛んでくることを想定されないというのは非常に大きな強みでした。
ただし、火力的には本当にギリギリであり、タイプ一致技以外ではまともなダメージを出せないであろうことから、攻撃技はムンフォソラビにしぼり、あと2枠をカビゴンや受け回し対策のすりかえと、後続(主にヒヒダルマ)へのアシストのおいかぜにしてあります。
ダイマ適正はそれほど高くはないですが、こだわり解除や耐久増加、ダイフェアリーによるあくび回避などの目的でしばしばこのポケモンにダイマを切る試合がありました。
○ドリュウズ(選出率3位、ダイマ率1位)
・性格 意地っ張り
・努力値 AS252 D4
言わずとしれた砂エース。
優秀な攻撃範囲と剣舞砂かきによる抜き性能で、タイプ相性すら覆す突破力を持つポケモンです。
持ち物は弱保や命の珠などの選択肢もありましたが、弱保型は耐久調整の関係で素の火力や素早さを犠牲にする点が気になったため不採用、命の珠はリザードンとの取り合いになったため、安定感のある襷に落ち着きました。
相方としてカバルドンをパーティに入れていましたが、ダイマすればドリュウズが自前で砂を起こせるため同時選出の機会はかなり少なく、先発コータス・エースドリュウズという選出が非常に多かったです。
岩技はバタフリー及びコオリッポ対策でロックブラストを採用。実際にこれで勝った試合が2試合あったので、正解だったと思います。
○ヒヒダルマ(選出率4位、ダイマ率4位)
・性格 陽気
・努力値 AS252 D4
相手の選出を歪める恐怖のゴリラ。
役割対象のカビゴン・ラプラス・バンギラスを確実に破壊するため、持ち物は鉢巻を選択しました。
鉢巻型の場合、とんぼがえりではなく地震を採用するケースが多いですが、上記の役割対象と対面した際、相手の後ろにミミッキュやドラパルトが控えているケースが多く、交代読みで撃ちやすいとんぼがえりを選びました。
晴れパとの相性でいうと、弱点である炎技の威力が上がってしまうのが一見デメリットのようではありますが、もともと炎技を受けると耐えられないことが多い耐久数値であるため、その点はあまり問題にはなりませんでした。
逆に、自身のフレドラの威力も上がるため、五里霧中×鉢巻×晴れの倍々ゲームでとんでもない火力を叩き出したり、役割対象のラプラスから飛んでくる水技を晴れで半減受けできたりなど、それなりに恩恵を受けることができていました。
○リザードン(選出率5位、ダイマ率2位)
・性格 臆病
・努力値 CS252 D4
晴れのエース、と見せかけて裏エースの存在を隠すためのカモフラージュ。
珠サンパワーによる超火力とダイジェットによる加速からの抜き性能は非常に強力であり、このポケモンのダイマックスだけで終わった試合もいくらかありました。
一方で、環境にはカビゴンやミミッキュ、ヒトムなど、抜きの障害となるポケモンが多く、ダイマエースとして動かしづらいと感じることもしばしばあり、選出頻度はあまり高くありませんでした。
これについてはダイジェットからの全抜きを強く意識しすぎていたことが原因であり、ダイマを前提とせずにS100族の超火力アタッカーとして考えていれば、もう少し選出機会を増やせたのではないかと思います。
もしまた使うことがあれば、起用法についてもう少し考え直してみたいポケモンでした。
○カバルドン(選出率6位、ダイマ率6位)
・性格 わんぱく
・努力値 HD252 B4
天候始動要因その2。
調整は、特殊方面に厚く振ることで最低限の行動回数を稼ぐことを目的としています(控えめミトムのドロポン確2、控えめニンフィアのハイボ確3など)。
コータスを初手に出しづらい相手や、晴れエースを通しづらい相手に対しての起用が主な用途の枠であり、またパーティ的に初手挑発持ちを呼びやすいことから、メンタルハーブで最低限ステロだけは撒けるようにしてあります。
選出機会については、先発コータスが優秀すぎたこと、相方のドリュウズが自分で砂を撒けることなどにより、あまり多くはありませんでした。
シーズン中は試せませんでしたが、ダイマで天候を取り返そうとしてくる相手へのメタとして、サダイジャを代わりに採用するのもありではないかと考えています。
【まとめ】
今回のパーティは、環境の考察などは不十分ながらも、自分のやりたいことを突き詰めた結果、選出や立ち回りを安定させられたという点が強みだったと感じています。
また、ようりょくそ眼鏡エルフーンという、一歩間違えば意表を突く以外何もできないポケモンになってしまいそうな型を、しっかりと主軸に据えて活躍させられたという点にも非常に満足しています。
このパーティのリザードンとエルフーンのような、わかりやすいエースの裏に隠れたエースという構造は、今後の構築を考える上でも一つのポイントになるのではないかと思います。
以上、拙い記事でしたが、御覧頂きありがとうございました。
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