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ポケモンから学ぶ、努力を継続するための仕組み作り

ポケモンって今思うと、ものすごく「ゲームを継続させる仕組み」が上手ですよね。

いきなり何の話?と思う方もいるので事の発端を解説します。先日、このようなツイートを拝見しました。

見ての通り、ポケモンに限らずゲームって本当によく出来ていて、途中で投げ出さない仕掛けがたくさんあるんですよね。

子どもは、かなり飽きっぽいので、大人よりも挫折するまでの速度が速いです。なのでゲームというのは、本当に飽きない仕組み・続けて努力する仕組みがめちゃくちゃ考えられてる。

速攻でコントローラーを投げられた初代ドラクエ

これ初代ドラクエの話が結構面白いです。かつてドラクエの開発者が初代ドラクエを小学生にテストプレイさせたとき、ものの10分でコントローラーを投げられたそうです。

投げた理由を聞いたところ「操作方法が分からない」とのこと。話しかけるコマンドも分からなければ、武器や防具を装備する方法も分からず、適当に操作してスライムに出くわして負けて終わり…というプレイをされて、開発者は頭を抱えたそうです

(当時、PCでウィザードリィなどRPGに触れていたコアなゲーマーの間では、武器や防具を装備するなんて常識だった。でも子どもはRPG自体が初めてなので勝手が分からない)

その結果、ゲームのはじまりにおいて「宝箱をあけて、武器や防具を装備して、兵士に話しかけないと部屋から出られない」といった設計にした。さらに「武器や防具は装備しないと意味ないぞ」とわざわざ説明するなどして、ようやく小学生が挫折しない設計が完成したそうです。

それでもドラクエは難しく、私は子供の頃、ドラクエ挫折しましたけどね。

ポケモンの「続ける仕組み」が優秀な理由

一方で、ポケモンはかなり「続ける仕組み」が優秀だと思います。ツイートに書いた通り

・チャンピオンになる、図鑑を集めるという目的が明確
・中間コンバーションが多い(進化、ジムバッチ、図鑑埋め)
・通信進化やバージョン間での通信が必要

ここらへんの仕組みがきめ細やかで素晴らしい。

もし、これが「強いポケモンを育ててチャンピオンになれ」と放り投げるゲームシステムで、ジムバッチが無かったら?

おそらく、やみくもに色んな場所に入ってしまい、強い野生ポケモンに一方的にボコられて、全然勝てなくて嫌になって投げ出したと思います(勝てないと泣いてやめる小学生あるある)

「ジムバッチを1つずつ集める」という順路が整っているからこそ、挫折することなく、適正レベルでちょっと歯ごたえのあるジムリーダーという課題をこなしつつ、高いモチベーションで先にすすめる。

ポケモンから学べることは「適切な中間テストを作って、こまめに達成感を得る」というのが継続するにあたって一番大事という理論です。

いきなりチャンピオンを目指しても、レベル上げのモチベーションが続かない。レベル20くらいまで上げたら、飽きてさっさとチャンピオンロード入って、そこで野生ポケモンやらエリートトレーナーにボコられる。そんな設計じゃ間違いなく心が折れますよね。

続けるには、好奇心と達成感が大事

そして、もしレベル上げに応じて進化や新技といった報酬も無かったら?

淡々とステータスだけが上がっていくだけ。面白くないですよね。

「このポケモンはレベルいくつで進化するんだろう?」「進化したら、どれくらい強くなるんだろう?」「あと5レベルくらい上げたら、強い技を覚えるんじゃないかな」という好奇心と達成感こそが、ゲームを続ける推進力になる。

これはビジネスも一緒で、とりあえずやってみて、少しずつフォロワー数が増えていったり、凄い人とコラボできるようになったり、売上の0→1を達成したり…

こういった中間フラッグを立てていくのが、ビジネスを継続するコツかなと思います。ただ、ビジネスとゲームの違いは、ビジネスはそこまで簡単に数字が上がらない…という点がありますね。特に、これまで会社員しかやってこなかった人が、いきなり個人で売上を作るのは大変です。

なので、最初の目標数値は売上ではなく「ツイートを月30本」とか「ブログを月10記事」「インスタ月6投稿」「TikTok5本投稿」といった『活動量』ではかるのが一番良いかなと思います。

フォロワー数や売上に達成感を求めると、0→1までの距離が長すぎて挫折すると思います。個人事業って、最初はスキルの熟練という土台作りのターンから入るので。

長くなりましたが、ポケモンに限らず、優秀なゲームは継続の仕組みがふんだんに散りばめられているので、ぜひ分析して使えそうなエッセンスを自分の取り組みにも応用してみましょう。今日は以上です。

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