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限りある時間の使い方

時間の使い方は難しい。読書しようと思っても、SNSを開いてしまったり、ゲームを起動してしまったり。もっと効率的に過ごせないかという思いは常にある。そんな中、けんすうさんがTwitterで紹介していた『限りある時間の使い方』を読んだ。


時間は自分のものではない

限られた時間を使ってる何かしなければいけない』と考えてしまう先入観に問題がある。タイムボックスの中にタスクを詰めるという考え方自体が間違いの可能性。

時間という概念が無かった時代

時間の概念がない時は、時間を無駄にしたなどとは思わない。時間という物差しで見てしまっているから無駄にしたという感覚になってしまっている。
多くのタイムマネジメントのビジネス書も、時間をどう効率的に使うか
を書かれているが、どんなに効率的になったところで「時間を無駄にした」「こうすればよかった」という感覚はなくならない。

時間の概念が生まれた背景

早朝の祈りの時間を測るために星の位置を見守る役割があった。祈りのタイミングを判断するために時間の概念ができた。
生活に対して時間を当てたことになる。時間を使おうという考え方とは真逆。

現代人にとって、1時間や1日や1年という時間は、ベルトコンベアで運ばれてくる容器のようなものだ。時間を有効活用するためには、通り過ぎる前にせっせと容器を埋めなければいけない。やることが多すぎて容器に入りきらないと、忙しすぎて疲れてしまう。容器が埋まらないまま流れていってしまうと、時間を無駄にしたと感じる。

限りある時間の使い方

SNS中毒ではなく逃避

肉体的な苦痛に直面したとき、人は本能的にその感覚から気をそらそうとする。注射などがいい例。
SNS中毒と言われるものも眼の前のことからの逃避だと言えそう。
今、目の前にあることに集中するという意味だとマインドフルネスに近い考え方のよう。

ビッグロックの法則の誤解

そもそもビッグロックの法則とは

「ビッグロックの法則」という有名なたとえ話があります。つぼに、まず大きな岩を入れられるだけ入れます。次に石を入れられるだけ入れます。そして砂利を入れられるだけ入れます。さらに砂を入れられるだけ入れます。最後に水を入れられるだけ入れます。つぼが満杯になりました。

次にそれらを一度ぜんぶ外に出し、さきほどとは逆の順番でつぼに戻していきます。水を入れます。砂を入れます。砂利を入れます。石を入れます。岩を入れます。どうなるでしょう? 岩はつぼに収まりません。ものごとには順番があるというシンプルな教訓が得られます。

https://toyokeizai.net/articles/-/391864

『大きなものから先に入れれば全部入る』『物事には順番がある』といった教訓だが、現実では石や砂(何かしらのタスク)が制限されているわけではない。すべてが入る保証もない。

まとめ

全体を通して、時間に対する認識を変えられる良い内容だった。
SNS中毒もそうだけど報復性の夜更かしも似たようなものだなと思った。
本の中では殆ど語られなかったけど今に集中するためにマインドフルネス瞑想も大事そうなので(瞑想やろうとして10回くらい失敗してるけど)瞑想の習慣を取り入れたい。
今、目の前のことに集中して生きていこう。

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