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姿勢について(内臓から見る)

姿勢について最近意識していることを書いて見ます。

まず最初に、気には物質的(エネルギー的)側面と、精神的側面があると考えると色々なことがうまく解釈できるように思います。物質的側面とは、いわゆる気功による気です。体を健康にしてくれます。気功を行うことで強くすることができます。日本では元気、やる気、雰囲気、気持ちなど精神的側面で気を語ることが多いと思います。こちらはトレーニングすることはできませんが、意識することで物質的な気の流れを導くことができます。

以上を踏まえて、最近気にしているのは、全身のあらゆるところに気が流れる邪魔をしない姿勢を意識するということです。物質としての気が流れるには、体の中に気の流れるホースが必要となります。血管とイメージしてもいいと思います。これが潰れていると気が流れませんね?意識で導こうとしても、流れるホースが物理的に潰れていると、いくら頑張っても流れません。また、力んでしまうと、その部分のホースが圧迫されて気が流れにくくなります。だからと言って、脱力してグニャリとしても関節のところでホースが潰れてしまいます。脇や股関節のあたりは注意ですね。そうすると無駄な力は入らず、必要以上にぐにゃぐにゃせず、ちょうどいい姿勢をとることができます。

さらに重要なのが内臓を圧迫しないということです。腰を反らせたり、前かがみになると、内臓のどこかが圧迫されて気が流れにくくなります。自分のお腹の中にある内臓を意識しながら、どこも圧迫されず、潰されず、お腹の中にうまくぶら下がっている感覚を得られると、お腹が暖かくなってきます。これは気が巡っているのと同時に、気沈丹田ができている状態です。

内臓の解剖図などを見て、自分の内臓を意識することができるようになると、疲れている内臓がわかるようになります。イメージ(意識)しにくくなります。そんな時は精神的側面として、その内臓をぼんやりと意識してあげることで気の流れを取り戻すことができます。この時に集中してはいけません。強く流れすぎるからです。あくまでも「気の持ちよう」くらいの感覚でぼんやりとイメージします。

最後に、例えば、自分が立っている時に、どんな格好をしているでしょう。片足に体重をかけて、ちょっと腰を反らせて、力は入れてないけど関節や腱、筋肉の張りで体を支えていませんか?そんな時、支えている足は無駄に力が入りホースが潰されています。股関節にも必要以上に圧力がかかっていますし、かかとも潰れっぱなしです。気づいた時に、ちょっと両足にバランスよく立つ意識してみます。股関節の潰れがなくなると両足に血流を感じると思います。かかとが解放されて、足先が暖かくなるのがわかると思います。腰を反らせていることに気づいたら、体を真っ直ぐするのではなくて、内臓が負担のないようにお腹の中でぶら下がっているイメージをします。筋肉を意識して姿勢を整えると、思った以上に背筋や腹筋が疲れて、せっかくいい姿勢をしていたのに、疲れて一層だらっとしてしまうことも多いと思います。内臓のイメージだと、筋肉を無理に使わないので疲れません。さらに、前後左右のバランスも回復するので腰痛も無くなります。

もちろん座っている時も同じです。自分の座り姿勢を感じてみてください。


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