FaceBuilder For Blenderを使ってみた
KeenToolsというNuke用のフェイシャル系プラグインを色々と出しているメーカーがBlender用にアドオンを開発中。
Blender用に開発してるのはFaceBuilderというプラグインで、複数アングルの写真を3Dトレースすることで立体化させる、というものらしいです。なんか楽しそうなんで試してみました。
インストールまで
ここからアドオンをダウンロードできます。
インストールしてアドオンを有効にするとFaceBuilderの設定画面がこんな感じです
自分はアドオンのみダウンロードしたんで"Install online"を選んでしばし待つとOK。
アドオンへのアクセス方法は2種類。
メニューのAdd(追加)→Mesh(メッシュ)→"FaceBuilder Head"を選ぶか
プロパティからFaceBuilderパネルを出すかです
FaceBuilderの使い方自体はめちゃ簡単なのでここを読むというかここのGIFを眺めるだけで一通りわかりました。
使ってみる
とりあえず写真が必要なので最初はあくまで私的なテストってことで適当に俳優とかの写真でやってみたけどいまいちしっくりいかず、これはもうちょっとちゃんとした写真でやってみないと精度がわからないなと思ってフォトグラメトリー用のある程度ちゃんとしてそうな写真を用意しました。
とりあえず適当にたくさん写真を放り込んでpinを打ってみる。
マニュアル記事には斜め方向からのがいいぜ(正面とサイド両方含むから)と書いてあったんだけど正面からがやりやすかったのでそこからはじめてあとは各アングル毎に同じように特徴的なパーツにピンを打ってはいい感じになるまで動かして調整、を繰り返すこと約10分くらいかな?おかしなとこはあるけどまあ一回貼ってみようということでテクスチャへのベイクをポチっとすると、、、どえらい失敗しました。
うわーん きもくなったよ~…
ピンを打ってる時は正面と斜め方向は比較的合ってるかな?という感じはあったんだけど、サイド、サイドからのピン打ちがかなり難しかったのが原因かなと考えます。
こんな感じで顔の回転が大きい状態だと、見えない奥方向のシルエットの密度が高まりシビアになるんで、こういう写真だと目の切れ目、口元や頬のラインなどの合わせて難しくなる。
さらにこれで頑張りすぎるといらない変形まで入ってしまって顔全体が歪になっていくわけです。
頑張ればもっと精度も出せるかなと思いつつ、今度はもうちょっと写真の数を減らし、特に真横からのアングルはばっさり無視することにしました。斜め方向も両目がある程度正面寄りになってるのを選んで正面重視でピン打ちをして、もう一度テクスチャ貼りをしたらけっこういい感じに!
かわいくなった!というかこれって、デフォルトのヘッドモデルからあまり変形してないからメッシュの破たんが少ないというだけでは?
実際元の写真モデルの女性からはわりと離れちゃって目とかずいぶん大きくなっちゃってるし…
いやでもまあこれは自分が適当にやりすぎてるというか、目の部分をもっとピンを増やして調整してやればその辺はまだまだ詰められると思います。そして15分くらいでかなり適当にやってしまってるわりにはけっこうテクスチャのなじみはいいかなと。
使い方が難しいということもなく、使わせてもらえる写真素材さえ用意できればモブキャラなんかにはいいかもなと思ったりしました。
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