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人生で何回か心の病になってしまったことがある。20代の前半のうつ病の時に精神攻撃してくる人たちがいてワタシが死の寸前にいた話。

ネプチューンの名倉さんがうつ病で休養というニュースを見て、胸が痛みます。

ワタシも心の病になったことが何度かあります。
とてもつらかった。

10代の終わりに、心をだいぶ壊していたことがあります。
(この時通院はしていませんが、大人になってからメンタルクリニックに行ったことが別件であるのですが、その時と症状がほぼ同じなので、後になって、あああの時心の病だったんだなということが分かりました。)

それが数年続き、ほぼひきこもり状態でした。
傍から見ればもう病んでいるのは見れば分かる状態だったと思いますが、ワタシの家族は悪い意味で特殊で、全く気づいていませんでした。
それどころか、さらに悪化するような言葉や行動をされ、その時書いていた日記に、
「ボクはもうダメだ。死んでしまうと思う。生きていける気がしない。今、少し耐えられても、いずれその遠くないうちに死ぬだろう。その死因は自殺だ。自分で分かってしまう。絶望の果てにそうなる可能性が高いことを、何となくだが、もう感じてしまう。」
とつづっていたことがあります。

兄弟からは「甘え。おまえは甘え。すべてが甘え。」と執拗に言われ続け、少し外出すれば居ない間に母親に部屋の中を荒らされ、父親からはわざと大きな音でドアや壁を叩くという嫌がらせをされ、居場所がありませんでした。

一時期、何とかなんやかんやでバイトもしましたが、それもあることでやめてしまい、いよいよ精神的にヤバい時に、親と兄弟の手引きで、ある宗教団体の方たちが頻繁に来られ、

「 今 こ そ 信 仰 の 時 だ ! 」

としつこくせまられました。

家族もその方たちも、誰もワタシのことを心配してくれず、悩みすら聞いてくれず、とてもつらかった。

ニコニコ笑顔であまりに強引にせまってくるので、勇気を出して強く突っぱねました。
精神的に弱ってドン底の状態の時に、本来であればそんなエネルギーすら無いのに、ふりしぼりました。

その時、ボロクソにひどい言葉をかけられました。
その精神攻撃の前に言われた言葉が、

「君は人の話を聞かない子だ。君はそうやって生きてくんだろうね。今から君にいろいろ言わせてもらうよ。君は決して自殺なんてしないだろうからねぇ。そんな人間じゃないって分かるんで。君がどういう人間か分かるんで。君がどういう人間かすべて分かったんで。これから何言っても傷ついて自殺なんてするような繊細な人間じゃないって分かるから、今から言わせてもらうねぇ?」

でした。

その後は、ひたすら人格攻撃、人格否定。
どのぐらい言われたでしょうか?
もう頭に入ってこないくらい、マシンガンのように言われ続けました。

心の殺人。
そう言っていいくらい、深く深く傷つき、さらに精神的にまいり、おかしくなりました。
毎日自殺しよう、今日死のう、何とか今死んでしまおう、もうダメだ耐えられない、と思いました。

もちろん、その異変にさえも、家族も彼らも気づかず、ワタシ一人が苦しむ、にわかには信じがたい状態でした。

そして現在。
今、ワタシは何とか生きてます。
しかし、当時のことを振り返ると、死んでいてもおかしくなかった。
いや、むしろ、よく踏みとどまって今生きてるな、と思います。
それくらい、危なかった。

人が心を病み、うつ病や精神異常で苦しんでいる時に、相手の心の中に土足で踏み込み、荒らし回るようなことは決してあってはなりません。決してです。

見守るしかないのです。

芸能人の方でもたまにうつ病のニュースが流れ、他人事ではないような気持ちになってしまいます。

人の心が弱っている時に、ワタシの場合のように、傷つけてくる方やそこにつけ込んでくる方たちが近寄っていかないか、他人のことではありますが、心配してしまいます。

ネプチューンの名倉さんの場合は、周りに守ってくれる御家族や仲間たちがたくさんいるようなので、時間さえあれば、きっと大丈夫だとは思います。

そして、当時のワタシのように、孤独な環境にいる人には、もっと世の中が生きやすくあたたかく、そして優しくなってくれるよう、心から願うばかりです。