2020年の秋分図をマンデン西洋占星術で読む。今やるべきこととは?

夏至・日食を経て先よりもコロナの脅威が収まりつつある頃、「抑え込みに成功したのか」「自粛は効果があったのか」等と人々は振り返る。しかしわたしたちは、過去と同時に未来を見据えていかなければならない。既にスペイン風邪の時にも第二波の方が深刻であった事実は報道されており、その備えを考えねばと思うが、しかし「自粛疲れパリピ」も多いように感じる。この両極端な衝動をどのように捉えよう。

今、何を考えなければいけないのか。何を対策し、どこまでならできるのか。秋分から冬至にかけての約3カ月の予測を、マンデン占星術から見ていきたいと思う。
しかしながら最初に断っておくが、秋分図を見たところ、そんなに悪くはない。そんなに。あの日食図たちより悪くはない。だから日食図や春分図でお腹いっぱいの人は、わざわざ読まなくてもいいかも。

それでは、いつものことながら注意書きを先に記すが、マンデン占星術は西洋占星術のように個人を見るのではなく、経済や金融などを見るための術法である。そこを混同しないように。わたしの場合は農業をやるために経済の流通と気候を主に見ているので、正直なところ世界の金融についてはあまり詳しくはない。金融・株価などを知りたい人は本家マンデン占星術(メリマン氏の著書など)を読むべし。

それから、あくまでもこれは未来予測であり、不安を煽るために記すものではない。「コロナ予言」の占い師や霊媒師も出てきているらしいが、わたしが伝えたいことは予測であり、予言ではない。マンデン占星術では「予測」できるが「細かい事象」まではわからない。例えば今回のコロナでは、2019年12月26日の日食図にて「病気・免疫・体力の衰え」の示唆はあったが「感染症」というところまではわからない。しかし「病気」の示唆があるなら「この期間は気を付けよう」ということができる。あるいは予防策として食事や生活などを見直すことができる。
つまり、この記事を読むなら各々のこういった対策・予防策が必須である。そのためのマンデン占星術だと思うわけで。

もうひとつ前書きしておきたいことは、ふつうなら秋分図は見ない。だいたいがその年1年を示唆している春分図を見て、半年を示唆する日食・月食図を見て終わる。夏至図・秋分図・冬至図はその季節の示唆(約3カ月)なのでそれほど重要視しないのである。
しかし今回は「秋の経済と生活がどうなるのか」知っておかないと、(わたしの個人的な)事業計画と農業計画が立てられなかったためにチラリとチャートを見たら情報がギッシリだったので記事にした次第だ。

なので前回の記事である春分図(影響:3月21日~翌年3月21日)を読んだ上で

(ついでに2019年12月26日の日食図は、影響:2019年12月26日~2020年6月21日も読んだ方がよいかも)

そして今年の日食&夏至(影響:2020年6月21日~2020年12月15日)の記事も。

この記事はその続きになる。今回見ていく秋分図は、全てが秋分図・日食図に内包される一部だからだ。
これまでを振り返るとおおむね予測の通りで、仮に占星術を駆使していなくても予想の範疇ではないかと、個人的に思う。

2020年9月22日22時31分の東京での秋分図

さて、今回使用するのは、2020年9月22日22時31分東京での秋分図。天秤座のサインの0度に太陽がイングレスしている。
今回も、使用したホロスコープはAstro Dienstさん算出。

20200922秋分図

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