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グローバルキャリアを活かし、深い愛ひとつで繋がる世界を目指す 淑悦ワークスさん

今回は、グローバルなビジネスキャリアを持ちながら、現在、世界を股にかけた新しいルネッサンスを起こそうと活動している淑悦ワークスさんにお話を伺いました。

お名前
淑悦ワークス (Yoshie Wirks)
出身地
北海道・旭川で生まれ→埼玉県浦和、川越
活動地域
アメリカ西海岸、東京中心とした日本、フランスを中心としたヨーロッパ
現在の職業及び活動
米国シリコンバレーの日本企業及び米国企業で、日英の語学力を活かした国際間に跨る仕事に長年携わる。2004年に独立後、サンフランシスコをベースに日米仏を拠点としたフリーランス活動を展開。
日本でのサロン活動:文化や芸術関連のトピックと組み合わせたお茶会やお食事会などの企画&開催。
翻訳&通訳:画家のパリ個展実現のための翻訳と通訳
著書の翻訳:ドナ・ヒックス著『Dignity』の英語から日本語への翻訳。
日本語&英語講師:米国企業&個人に向けた日本語クラスと日本人学生に向けた英語家庭教師としてのカリキュラム作成と指導。
ボランティア活動:NPO法人ハート・オブ・ミラクルのドキュメンタリー映画の翻訳。日本のシニアホームの利用者のためのピアノ演奏。
座右の銘
「心(ハート)と直感に従って行動する勇気を持とう!何故なら、あなたが真に成りたいものを知っているのは心と直感なのだから。」スティーブ・ジョブス


人は、ひとつを本当に感じたら、それぞれの内なる創造性が花開いて第二のルネッサンスが始まる


記者:早速になりますが、淑悦さんの夢・Visionを教えていただけますでしょうか?

淑悦さん(以下、敬称略):第二のルネッサンス(ネクスト・ルネッサンス)のプロデュースをしていきたいと思っています。今まで様々な場所で経験を積み重ねてきましたが、心の中ではいつもどこかで「本当はこれをやりたい!」と考えていたことです。

様々な国籍の方と仕事をして分ったこと、それは、感動の源は歴史の深いところにあるということです。文化、宗教が違っても、人間共通の部分でつながりあえる。それは、文化、芸術の素晴らしさであり、そうした値段がつけられないもので、人々が心から繋がりあえます。例えば、地方の神話や伝記だったり、そこに日本の精神性があり、実は、世界の人が学ぶこともできます。そういう場を創ることです。歴史のあるヨーロッパから学ぶような、逆もしかり。そこに、感動の源があります。

人は、ひとつを本当に感じたら、それぞれの内なる創造性が花開いて第二のルネッサンスが始まります。その環境づくりをすれば、人々がスイッチを勝手に入れて、勝手にモチベーション受けて、もう誰も止めることはできません。

これまでは、こんなビジョンを生涯の仕事にできるなんて思ってもいませんでしたが、今は、第二のルネサンスに向けて、イベントやビジネス展開のディレクションを通して、人と人が出会う場をプロデュースしていきたいです。人々が心が一つに繋がれて、明日に向けて皆が燃えて生きていけるようなインパクトを与えたい。人間として“すごいな”と思える人に出会える国際的な機会をつくっていきたい。


仲間が何人か現れて進んでさえいれば、ふと振り返った時に、道ができていると思う


記者:そのビジョン・夢を達成する為に、どんな計画を立てていますか?

淑悦:はっきり言えば、「チーム展開」ですね。やれるところからやって積み重ねて行く。ただ話しているだけではなく、行動を起こすことが大事です。一人になった時は、やれることを一歩からやってみる。SNSで発信しちゃうとか。マラソンも山登りも最初の一歩から始まるように、小さなことや思い付きをバカにしないで、やれることをやってみる。シェアする、発信するとか。一緒にやろうという人がいれば、ミーティングしたりディスカッションして、役割分担をして一緒にやってみる。ダメだったらダメで、あきらめずに試行錯誤してやっていけば良い。やればできる。いつかは後押しが来る。必ず宇宙はサポートをしてくれる。自分がやっていなければ、棚から牡丹餅的な後押しだけがくることはないと思います。

ビジョンを温めながら100m、500m先は見えないですが、一歩踏み出せば、もし今が何もないように見えても、また紆余曲折があっても、やっていけば到達します。これまでは、自分だけ、もしくは他力本願(会社だけ)でしたが、これからは、チームでやっていきたい。その中で自分の役割がはっきりしてくるんだと思います。仲間が何人か現れて進んでさえいれば、ふと振り返った時に、道ができているのではないでしょうか。


小さなことを大事にしてあげるのは、自分に対しての愛情


記者:その計画の為に、日常で意識されている活動指針はどんなものですか?

淑悦:ひとつは、何からヒントが出るか分らないからこそ、目の前にあることを一生懸命やることです。文句を言わないで、一生懸命やる。いつもと違うところに行ったりして気分転換している時でも、ふと湧き出たアイデアを書き留めるようにしてます。人と会った時に、ぼーっとしているんじゃなく、絶対にメッセージが隠れてるんだと思って、しっかりいと受け取り、次に繋げていきます。

人間の本能には、自分中心で考えることが入っているかもしれませんが、やっぱり愛、利他の心が一番です。人のために役立ててこそ、喜びがあります。今までは、自分の為に目の前の事を真剣にやることから得てきたような気がしますが、これからは、願わくば好きな事、得意な事をやって、大小かかわらず誰かの為になっていることを意識していきたいです。現代は、そのエレメントが大事になってきています。小さなことを大事にしてあげるのは、自分に対しての愛情であり、豊かさを得るための重要なことだと思います。いつもそういうことを思い描きながら行動を起こしていきたいです。

記者:ビジョンである第二のネッサンスを目指すことで、どんな気づきや発見がありましたか?

淑悦:素晴らしい芸術家は、それを謳わずとも、人々に感動を与えることで、1人1人が本来の人間性に目覚め、勝手に自分の可能性に目覚めて熱くなっていくことに気づきました。このような在り方をしていきたいと意識しています。


本当は深いところでひとつになりたい


記者:ありがとうございます!最後に、淑悦さんが、こうした活動を目指すようになったきっかけを教えて頂けますでしょうか?

淑悦:ビジョンのスタートは幼少期の母から勧められたピアノでした。音楽は、感動、感性の世界。最初はやらされて初めたので、ピアノのせいで遊ぶことができず反抗していましたが、引っ越しするときにやめたいならやめれば?と言われ、一度辞めてみたところ、つまらなくなり、自分で先生を探して習うようになりました。その時に、ピアノが好きだったことに気づきましたね。音楽を通して感じたことは、美しいものは美しい、いいものはいい、真理は真理ということです。それを認められる心は、ひとつしかありません。

しかしながら、世界を見渡せば、国・文化・歴史といった違いばかりがあります。違いがあれば、ひとつを感じられないからこそ、違いを克服しようとする取り組みとして、英語を学ぶことを始めました。けれども、言葉はまず表面であり、本当は深いところでひとつになりたいという欲求があったと思います。それが何かというと、愛です。深くなればなるほど、ひとつになっていく、つまり、愛は不変。こうした背景があり、今はそんな愛の世界を実現したいと思います。

記者:淑悦さんの美しい感性からくるお話には、思わず聞き惚れてしまいます。本日はご協力下さり、ありがとうございました!


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【編集後記】

今回取材を担当した黒田です。グローバルなビジネス界で洗練されてきた淑悦さんのパワフルさには、インタビュー冒頭から驚かされました。幼少期から大切にされてきた素晴らしい感性から生まれる美しいビジョンは、現代の国際社会が待ち望むものだと思いました。出会った相手を一瞬で虜にさせてしまう淑悦さんの魅力に、一人でも多くの人に感じてもらいたいです。

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この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。


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