見出し画像

親子で防災デイキャンプ

終日雨予報から、一定時間雨が上がる予報となった今日は、「親子で防災デイキャンプ」を開催しました。
「防災月間」の9月に、少しでも防災の意識を高め、且つ本番さながらの気持ちで実践してもらえたら、という思いで企画しました。

少し学校の授業のような進め方でスタートです。
1時間目は「防災クイズ」と称し、生活するうえで必要なものは?とか、1日に必要な水の量は?とか、簡易トイレを使ったことある?とか。積極的に答えてくれる子どもたち。具体的な「物」を見ながら数字を伝え、理解する形を取りながら、知識として身につけてもらいました。

クイズに続いて2時間目(?)以降は、外での実践編です。

「火」はお料理を作ったり、暖をとったり、みんながほっとする時間を作れる物として重要アイテム。それをブッシュクラフトのスキルを使い育てていくことにしました。
それが出来ないと、今日はお湯を沸かすことが出来ず、ランチにありつけなくなります。しかも今回は、水の量は1家族2ℓという制限もつけてみました。

メタルマッチ、ナイフを使い、着火や薪の小割を作り、火を育てる。最初のうちはなかなかメタルマッチが扱えなった子どもたちも、やっていくうちに上手になっていく。これが体験学習。
最終的にはみんなが火を起こし、湯を沸かし、「非常食試食会」を兼ねたランチタイムを堪能できました。

ランチタイムの後は、身近にある何気ないもので作る、色々なアイテムをご紹介。牛乳パックのスプーン、ビニール袋ポンチョ、新聞紙スリッパ、紙で作る簡易コップ。サンプル程度に段ボールで作るトイレもご紹介。
「有事の際に、工夫することで出来ることが色々ある」ということを知ってほしい時間として実施。みなさん、集中して取り組んでくださいました。

最後はホッと一息おやつタイム。これも「有事の際には、甘いものがパワーになる」ということで、焚き火で出来るおやつの定番ー焼きマシュマロをご賞味いただきました。
「お代わり!」がたくさん。自分達で起こした火の残り火で、美味しく食べてもらえて何よりでした。

今日の体験が、万が一の時に思い出し、実践できるようになることが、ひとつの目標。でも1度だけの体験では、どうしても忘れてしまいます。
どうぞセンターに遊びに来て、着火チャレンジしたり、ご自宅でアイテムづくりしたり、親子で防災について少しお話しする時間を取っていただけると、今日の体験が活きてきます。
有事の際の工夫と協力。意識して生活したいですね。

坂口(ねぷた)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?