
雨、雷、されど虫。
皆さん、こんにちは。
今年の夏も暑いですね。
連日35℃を超え、つよい日差しを受けています。
さて、昨日今日と強い雨が降り、雷の音が響いていました。
豪雨、落雷ともにお気を付けください。
雨の影響で気温が下がり、本日は少し過ごしやすいですね。

つよい雨が降ったあとは、落枝の確認に屋外を見て回ります。
水浸しになったはずのアリたちが、一生懸命巣を修復していました。

雨が降ると、蝉たちが一斉に静かになります。
そして、雨が止むとまた鳴き始めます。
今日のセンターでは、アブラゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミの声を確認しました。
最近、ツクツクボウシの声を聞かなくなりましたね。
まだ時期ではないですが、8月下旬に聞けるといいなぁ……
さて、樹液を吸いにクロカナブンが来ていました。

こいつもかなりかっこいい虫だと思いますが、知名度は低め。
カブトムシとの違いは……やっぱり角と体のサイズですかね。
カブトムシといえば、センターのどんぐり山はだいぶカブトクワガタが飛んできています。
雨上がりに歩いていると、ムッとする樹液の匂いがそこかしこから漂ってきているのがわかります。
どうもカシの木にかなり傷がついていて、私的には犯人はカシナガキクイムシだと思うのですが……


カシナガキクイムシは、ナラ枯れという木の病気を引き起こす害虫です。
神奈川県全域で大量発生し、ナラ枯れが起きています。
センターでも枯れてしまったクヌギやコナラが存在します。
もしも樹液がカシナガキクイムシの仕業なら……木を枯らしながら、甲虫の餌を作っていることになりますね。
職員としては困ったものですが、カブトムシやクワガタ、カナブンにハチなどにとってはありがたい話なのかもしれません。
……本当に困ってますけど。
気になる方は、ぜひ『樹液の匂いのする木』を探してみてくださいね。
大谷
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