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人生はバンジージャンプ

何を隠そう、僕は高所恐怖症です(別に隠してないですがw)
マンション13階の実家に住んでいた頃、怖くてベランダに出ることすらできなかったほどの筋金入りです。

ちなみに、遊園地で最も苦手な乗り物は観覧車。高所恐怖症にとって、あんなもの罰ゲーム以外の何ものでもありません(笑)

さて今日は、そんな僕を変えた「人生はバンジージャンプ」というお話です。

01 | 28歳で迎えた人生の帰路

28歳のとき、僕は人生の岐路に立っていました。

3年間勤めていた大手会社に残ってキャリアを積み上げるか、独立を目指してチャレンジするか、どうしても決めることができませんでした。

自分の足を止めてしまっているのが恐怖心。元来ビビりな僕は、いつも何か新しいことを始める際には、アレコレと考えてしまい不安になる傾向がありました。

本音で言えば、冒険してみたい。それでも吹っ切ることができずモヤモヤする毎日。それならば「思いきったことをするしかない!」と、頭に浮かんだことがバンジージャンプです。

高所恐怖症の僕にとって、バンジージャンプは恐怖以外の何ものでもありません。それでも、「自分の恐怖心に勝つために、飛ぶ」と、強い決意を固めた僕は、都内で唯一バンジージャンプができる、よみうりランドへ向かいました。

02| 恐怖を乗り越えた先の奇跡

高いところが苦手なゆえに乗れるものが限られているので、遊園地に来たのは数年ぶり。よみうりランドに至っては、生まれて初めて訪れました。平日夜の仕事終わりに行ったのですが、ナイトパスが1,000円で乗り放題とのこと。入るのに少し躊躇しながらも、意を決してよみうりランドのゲートをくぐりました。

が、なんと......
バンジージャンプは日中だけのようで、すでに時間外となっていました。

せっかく覚悟を決めてきたのに拍子抜けしましたが、ここで帰ってしまっては勿体ないと思い、全長60mのフリーフォールへ。もちろんフリーフォールも初体験です。

下から見上げるととてつもなく高くて足がすくんでしまったのですが、勇気を振り絞って乗車。僕を乗せた席がゆっくりと高度を上げていきます。

怖くて目を瞑ったまま60m地点に到達し、そのまま数秒間停止。「せっかくここまで来たなら」と、思いきって目を開けてみることにしました。

地上60mの高さ僕が目にしたのが……

東京の夜景と、星空が生み出した奇跡のイルミネーションでした。

恐怖や不安と言うのは、自分が作りだした幻想にすぎません。下を向いたり、後ろを振り返ったりすれば、「落ちたらどうしよう」とか、恐怖心や不安に自分が囚われて、身動きが取れなくなってしまいます。

でもしっかりと目を開けて現実を直視してみたら、今まで見えなかった景色をハッキリと見ることができました。バンジージャンプはできなかったけど、僕にとってはかけがえのない体験となりました。

03| 人生はバンジージャンプ

ちなみに、この話には後日談があります。

それから会社を辞めてフリーランスとして活動することになった僕は、数年後に一定の成果を出したことで、お世話になっている経営者から達成旅行に連れて行っていただけることになりました。

「車で行ける範囲ならどこでも良い」とのことだったので、僕がお願いしたのが、茨城県にある竜神大吊橋。そう、バンジージャンプ日本一の高さを誇る名所です(※現在では、岐阜県の新旅足橋が日本一)

もはや達成のご褒美なのか、罰ゲームなのかわからないですが、ようやく念願のバンジージャンプを成就することができました。

人生は、バンジージャンプ。

誰も背中は押してくれないので、自分で足を踏み出す必要があります。そして、進んでリスクを背負うものが新しい世界を見ることができるのです。

04| まとめ

今回は、「人生はバンジージャンプ」というお話をしました。

正直なところ、高所恐怖症を克服できている訳ではありません。未だに高いところは怖いですし、観覧車やロープウェーには乗りたいとも思いません。

今では13階の実家よりちょっぴり高いマンション16階に住んでいるのですが、なんとかベランダには出れるようになったので、少しは成長しているかもしれません(笑)

恐怖や不安の先に何があるのかという"好奇心"が僕の原動力
僕はこれからもチャレンジし続けます。

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