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トランプがWHOにむっちゃ切れてる

WHOは本当にやらかしている…アメリカは多大な出資をしているのに、どういう理由か中国中心すぎる…動向に注意しなければならない。「中国とアメリカの、渡航や貿易を閉ざさない様に」というWHOの忠告を早い段階で蹴っていてよかった。一体どうしてそんなバカげた提案をしたんだ?

訳は適当。

2018―2019年のWHOへの拠出額上位10カ国は次の通り。
米国14.7%
ビル&メリンダ・ゲイツ財団9.8%
GAVIアライアンス8.4%
英国7.8%
ドイツ5.7%
国連人道問題調整部5.1%
世界銀行3.4%
ロータリーインターナショナル3.3%
欧州委員会3.3%
日本2.7%

一部、「今のアメリカはアメリカファーストで、昔と比べてWHOへの出資を減らしていて、代わりに中国の割合が高くなっている」「ここで資金を止めたら、資金的に中国の意見が強くなってしまう」…等いう人もいますが、中国は十位にも入ってないんですね。十番目の日本が2.7%なので、少なくともそれ以下、という事になります。
この内訳で、あんなにすべてが中国寄り…というかあからさまに言いなりになるというのは、非常に不思議です。WHOはトップの影響力がそれだけ大きいという事なのか、それとも決定力があるポストにいる人がピンポイントで恩恵を受けているのか、わかりませんが。

あとビルゲイツすごい


WHOは国連の内部組織です。

これによれば、国連への出資についてもやはり米国がトップで、一国で22%を出資しています。

次が日本…だったのは2018年までで、現在は二番目が中国12%、日本は三番目で8.5%です。
ついでドイツ6%、イギリスフランスそれぞれ4.5%、イタリア3.3%…なので、日本の8.5%もだいぶ大きい数字だと思います。
国連に対しては、中国は資金源としての影響力を上げているといっていいでしょう。


また、WHOトップのテドロス氏の出身地エチオピアが中国に多額の支援を受けているというのは有名な話ですが、「長年中国から多額の支援を受けてインフラを整備していたが、回収できないのでは、という見方が強まって出資が鈍化しつつある」という動きが2018年にあり、テドロス氏はこれまで以上に中国の顔色をうかがう必要があったのかもしれません。


そもそも、アメリカが多く出資したからアメリカの都合の良い様にしていいのか、という問題もありますが、この件に関しては経緯も経緯なので、「まあ怒るよね」と思います。


パンダハガーとドラゴンスレイヤー

もしかしたら人によって、「アメリカは親中寄りだったのに、トランプ大統領になってから(トランプが大統領になったため)中国への風当たりが強くなった」…と思っている方もいるかもしれませんが、これはタイミングの問題で、以前から兆候はありました。

パンダハガー・ドラゴンスレイヤー、という表現をご存じでしょうか。

確かに大学や研究室など教育機関でも、以前はアメリカは親中寄り…「パンダハガー」と称される層が多かった様です。

アメリカの多数の人はもしかしたら、「中国が力を持つためには、ある程度民主的になって他の国と協調しながら外貨を稼ぐ必要があるだろうし、どのみち圧倒的軍事力をもつアメリカの脅威にはならない」…という認識だったのかもしれません。

が、習近平政権になって、2014年に21世紀のシルクロードともいえる「一帯一路」貿易構想を。2015年に「中国製造2025」という構想を立ち上げ、国をあげて積極的にデジタル分野の開発・インフラを進めます。
それらを進めながら2017年に、企業個人問わず国の諜報に協力する義務としての「国家情報法」が出来ます。
そして実際に世界の中でも経済的な成長をみせ、とうとう冒頭の「国連予算出資率二位」の国になりました。

(日本ではこの辺の認識が薄いのか、なぜ日本が中国より電子マネーが遅れているのかわからないとか、GDPが日本より高いのは数字をいじっているんじゃないか、と真面目にいう人も結構います。中国の認識が十年前、あるいはそれ以前で止まっている感じです。単に、上記の事があまり報道されてないのかもしれませんが。
そもそもGDPというのは総和なので、人口差が十倍ある国を抑えて日本が高かったのが、かなり特殊な状況だったと考えるべきでしょう)

これらの流れもあってか、アメリカでは中国を脅威とみなす、いわゆる「ドラゴンスレイヤー」が増えていっている様です。
それがこの五年から十年の話です。

アメリカ国内ではそうした流れがありましたが、トランプは基本的に商売人なので、得になる場合は親中の様な顔もひととき見せました。この辺はむしろ、イデオロギーが一貫しているタイプの大統領では、そう立ち回らなかったかもしれません。わかりませんけど。

中国とアメリカはすでに危ういバランスになっていましたが、covid19を経て亀裂が決定的になりました。それらを経ての、冒頭のWHOの中国よりの態度なので、おそら大統領が誰であろうと、「どういう事なのか」と言ってたと思います。言い方はまあ色々あると思いますが。



徹底的に中国を研究してみる。偏見とか好き嫌いではなく、事実に基づいてリアルに見ていく。そうして上がってきた情報・分析をもとに、日本の政治家として中国に対してどのような態度をとっていくのですかということを考えてもらう

去年発行された本です。かなり国防よりですが、情報が新しく、アメリカ、中国、日本の関係について、トピックが多岐にわたる割に対談形式で読みやすいと思います。上記のパンダハガー・ドラゴンスレイヤーの変化についても色々な角度から語られています。何冊か読むうちの一冊としておすすめです。

※WHOの予算について記述を追加して、一部表現を直しました。

続き


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すごい寡作ですけど一応漫画家です■記事傾向→創作・漫画パース、英語学習、時事、vtuberや読んだ本など■ 書籍「かんたん! マンガパース術」「かんたん! クリップスタジオ漫画術」「演劇部の魔女と騎士」発売中■現在なろう小説のコミカライズ連載を準備中です
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