嗅覚がわからない
ここ最近鼻が詰まってました。
そのせいで嗅覚がわからなくなってました。
当然焙煎なんかもそのままやってましたがそこで意外と色々な学びがありました。
焙煎後必ず一つ一つ味見をしているのですが、鼻が詰まっているのでいつもよりフレーバーに引っ張られないで味見が出来るのです。
ついついフレーバーが出てると他の要素を見逃しがちですがそれが無い分より他の感覚に意識を向けることが出来ました。
酸味、苦味、バランス、余韻などなどいつもと違う感覚でわかりました。
深煎り、浅煎りの違いもかなりフレーバーに引っ張られてるんだなと改めて実感。香りがなければ深煎りでもそんなに苦く感じないし、逆に浅煎りでも酸っぱく感じない。
いかに嗅覚の感覚が過去の自分の経験からそういったものを補完して感じさせてるんだと勉強になりました。スモーキーな香りなら苦く、フルーティーな香りなら酸っぱく。
面白かったです。
また感覚が戻っていく過程も面白かったです。普段そのコーヒーからあまり感じないフレーバーを感じたりして復帰している感覚が万全で無いので他の香りに変換されているのかな?と感じました。
今はようやく感覚が戻り以前と変わりなくなりましたが、個人でこんなに感じ方が違う事があるんなら人はそれぞれ違う感覚で生きているだなと深く考えさせられました。