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38.「東京事変の魅力について語ってください」

こんばんは。本日二度目のくろぎです。これが正真正銘本日分の更新です。今日はキノコホテルのボーカルであり支配人であるマリアンヌ東雲のソロプロジェクトの楽曲を仕事しながらようやっと聴きました。アルバム表題曲のMOOD ADJUSTER、めちゃくちゃヘビロテしたくなりますね。今も家のオーディオで再生してディスコフィーバーしています。

このマリアンヌ東雲、まじで麗しい。

さて、本日のお題はこちら。

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活動休止後に事変を知ってから毎日事変の曲を聴いていたくろぎですが、2020年の閏日再生ライブに執念の当選を果たし、奇跡的に賛否両論を巻き起こした2月29日の国際フォーラム公演に立ち会えたラッキーガールとして知られています。

なので、このお題はしっかり消化したい気持ちがある。あるんですけど……語彙力が追いつかない……

東京事変はもはや信仰なので千言万語を費やしても表現しえない

東京事変に対する思いは過去のnoteでも少し言及したことがあるんですね。該当箇所も抜粋します。

(曲で)描かれる登場人物もどこか危うげで、綺麗事だけじゃない世界に存在している感じが私の心を掴みましたね。
私は普段曲を聴く時に歌詞の意味とか考えながら聴くタイプなんですが、それは完全に事変の影響です。歌詞が描く世界観込みで「なんなのこのバンド、全然何言ってるかわからんけど間違いなくカッコいい」っていう憧れの気持ちで聴き入ってました。冴えない私が事変の曲を聴いている間だけは妖艶でどこか陰のある大人の女になってる感じというか、都会で闊歩できるような強さを手に入れられるような気がして。
思春期あるあるの日常に対するなんとも説明できない不満感というか、鬱屈した思いを発散できるバンドとして出会ったのが(中略)東京事変というわけでした。(中略)「今の私」とは全然違う存在になりたい、っていう漠然とした欲求を抱えていた私にとっては絶好な偶像でしたね。

なんと言いますか、東京事変って私ごときが「このバンドはここが素敵!」とか、「メンバーの経歴&実力がやばい!」とか、そういう規模で語れるよな存在じゃないんですよね。もはや、あの5人が東京事変を名乗って曲を作ってこの世に送り出している事実そのものが幸福であり恵みであり救いであり、何よりも曲を聴くことが彼らに対する最大の崇拝になるわけなんですよ(?????)

私の語彙力を総動員させて魅力を説明したとしても、ありきたりなことしか言えないか、本当にバカっぽいことしか言えない未来しか見えなくてそれが悔しすぎるので「音楽は耳で聴いて感じろ!」っていうパワー任せな姿勢でぶつけたいんですけど、いいですか?

てか、このお題と対峙して自覚したけど私、音楽は理屈じゃなくてまじで感性というか、直感的に聴いてるから普段は得意なはずの「言葉で説明する」っていうのが結構マジでできないかもしれない。多分、一般人(自分も一般人だが)よりは音楽聴いてるし好きなんだけど、音楽談義をするときに気の利いたことを言えないのはこれが原因じゃなかろうか。「神曲」しかいえないもん。

事変に入れ込む要素を一生懸命あげようにも、「音」と「歌詞が描く世界観」としか言えない。とはいえ、それだと本格的に事変の良さが一切伝わらないので、曲を聴いていつも感じる拙い感想を添えるので、そこから私の気持ちを汲んでほしい。

今回は2020年に100回以上再生したくろぎ的殿堂入り事変曲を紹介します。どの曲も甲乙つけがたいんですが、100回以上再生してる曲って1曲3分として、単純計算で5時間以上はぶっ続けて聴いてるわけじゃないですか。おそらくもうそのレベルで聴いた曲って無意識のうちに求めてる側面もありそうなのでもはや私の魂の一部と化してそう。再生回数も載せます。
私の説明は読まなくていいので、とりあえず聴いてほしい。

1.ブラックアウト(222回再生)

圧倒的に聴いててさすがの私もびっくりした。
ブラックアウトは遅い時間に一人で帰宅するときに聴くと、ちょっとほろ苦い大人な恋愛をしているような気持ちを味わえます。

「山手線最終で」というフレーズが冒頭に出てくることで、酸いも甘いも噛み分けることになるであろう都会・東京で翻弄される女になれる感じがまた痺れる。

一見凛としているようで、影のある寂しさが忍び寄って見え隠れするのがぞくぞくしますね。切ない。そしてアウトロだけでもご飯3杯食べられる。

2.金魚の箱(146回)

本当に申し訳ないんですが、この曲に関してはとにかく色気の暴力としか表現できない。聴いてくれ。R18指定したほうがいい。そしてこのMVは過去記事でも言及しましたが一言一句違わずもう一度同じこと書きます。この金魚の箱の動画は全人類見て欲しい。☁️と🍎のギターソロが本当に、もう、心臓えぐられる。無理。

「あなたがあたしを泳がせる 水面で時々目が合う」っていう歌詞が圧倒的に官能的。

3.赤の同盟(146回)

再生イヤーの新曲が堂々3位入賞。
バックグラウンドも価値観も都合も、何もかも異なる赤の他人同士では衝突やズレなんて障害はつきものだが、それでも向き合って理解し、同じ方向を見て共に生きていきたいしそんな存在を渇望している。
……という旨の曲として私は解釈しているのですが、歌詞の言葉選びが本当に好きです。あと曲の途中で展開されるスーパーピアノタイムが好きです。好きです。しか言えない自分の語彙力の無さが本当に悲しくなるが好きなので仕方ないな……。

4.遭難(128回)

今回紹介する曲の中では最も古くから聴いてる事変曲かも。
遭難は中3の時から聴いているのでもう10年近い付き合いだ。

冷静に淡々と、公になってしまえば互いの身を滅ぼすような関係に陥ってしまった自分と相手の過ちをここまでさらりと詩的に歌ってしまうこの曲、かっこよすぎるんですよね。自分は全くそういう関係を良しとしていないですが、危うい世界観をここまで昇華できるのは事変ならではって感じがします。

抑えきれない愛情と、それ以上にうんざりするほどの自分の愚かさを痛感し、惜しみながらも決別を選んだこの女性に幸あれ。

5.永遠の不在証明(121回)

こちらも再生イヤー新曲シリーズ。
このMV、閏日ライブの演出と重なるところがあるのであの日の感動がめちゃくちゃ蘇ります。特に2020年の前半にめちゃくちゃ再生しまくってた。それだけ再生の歓びを実感できた一曲。

コナンタイアップ曲がこれって、冷静に豪華すぎるな。

6.群青日和(116回)

もはや説明不要。原点にして頂点。自分がバンドサークルを引退するときにもやったということもあり、思い入れがありすぎる一曲。

基本曲聴いて泣くことってないんですが、さすがに閏日公演で新しい文明開化〜群青日和の流れをやられた時は嗚咽を漏らして泣きました。

とにかく歌詞が天才。「新宿は豪雨」だけで街の、人の、あらゆる情景が描かれるの本当に秀逸。個人的には「突き刺す12月と伊勢丹の息が合わさる衝突地点 少しあなたを思い出す体感温度」っていう表現は何度耳にしても惚れ惚れとしてしまう。冬の失恋を予感させる切なさをここまで強烈かつ的確に表現できる歌詞ってないんじゃないかと思います。

ぜひ、ちょっと背伸びをしたいような夜があれば東京事変を聴いてから寝てください。

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