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54.「文章を書く時のコツを教えてください」

こんばんは。くろぎです。

毎日栄養バランスに気を配り、野菜もしっかり食べるようなご飯が食べたい!と思いつつ、自炊の幅があまりにもなさすぎるので食材宅配サービスを頼もうとしたらオートロック一人暮らしアパートだと不在の時に食材を玄関先に放置してもらうことが出来ないという落とし穴に気づきました。一刻も早く管理人がいるマンションに引っ越さないといけないと思いました!!!!

次に住む家は宅配ボックスの有無とコンロの数も重視したいと思う今日この頃。

さて、本日のお題はこちら。

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参考になるかはわかりませんが、僭越ながら私なりに普段気を付けていることを今日は紹介してみます。

ちなみに、こういうブログで書くような自由気ままな文章と、ビジネスメールなら後者の方がすぐに改善できる気がします!!

伝わる文章=構成力がある。構成を決めるために「自分が最も伝えたいこと」を明確にしよう

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文章を書く時、そこには何らかの内容・情報・メッセージを誰かに向けて発信するという目的があるのではないでしょうか。

しかし、そこで頭の中にある「伝えたいこと諸々」をいきなりガーッと思うがままに文章に出力してしまうのは危険です。

というのも、文章は同じ内容・情報・メッセージを要素として盛り込んだとしても、文章構成……つまり論理展開・文章の流れが異なれば相手に与える印象を大きく左右してしまい、場合によっては自分の意図とは異なる意味で受け取り手が解釈してしまう恐れがあるためです。

早い話、文章構成に気を付けて書けばいい!っていうのが今回のお題への答えにはなるんですが、それだけ言われても「それが分からないから困っているんだよ!」「正しい文章の流れって何??」というツッコミが入りそうなのでもう少し掘り下げて説明します。

おそらく、文章を書くことに苦手意識のある人は「書きたいことは自分の中にあるんだけど、何から書けばいいのか分からない」「いざ文章にしてみると、なんだかイメージと違う文章になってしまった」という壁にぶち当たることがあるのではないでしょうか。

これらはいずれも「相手に伝えたい内容を盛り込むこと」に意識が向きすぎていることが原因だと考えています。ですが、文章を書く時に最も意識すべきことは「主旨を明らかにすること」だと私は思っています。これは別に論文のように結論を最初に書きましょう、という話ではありません。

文章の書き手が「結局私が一番相手に伝えたいのはこのことで、あれとそれはこのことを正確に伝えるために必要な情報だな」と、複数ある「伝えたい要素」のうちどれが「メイントピック」で、そのほかの要素はメイントピックに対してどのような位置づけとして存在しているのか(具体例・補足・比較など)を一つ一つ整理することが必要だということです。
いわば、「伝えたい要素」の相関図を自分の中でイメージする作業です。

「伝えたいことがあるから文章を書いているのに、書き手が何を一番伝えたいのか分かっていないなんてことあるの!?」という声が聞こえてきそうですが、ここさえ分かっていれば伝わりやすい文章の流れ(自然な文章構成)というのは自ずと決まってきます

逆に言うと、一番伝えたいことが漠然とした状態で書き始めた文章は回り道・寄り道が多い文章となり、読み手にあっちこっちな印象を与えてしまいます。なんなら、正しく目的地に到着したのかも分からない、迷子の状態で終わる文章もあるんじゃないでしょうか。

そうなんです。「文章がうまい」の基準は、独特な雰囲気を醸し出す文体でも豊富な語彙力でもありません(もちろんあれば付加価値になるが)。

「一番伝えたいことを効果的に伝えるための論理展開」のうまさが文章のうまさに大きく影響してくると私は考えています。

伝えたいことを明確にするのは、文章構成を決定するための大前提……スタート地点に立つために必要な準備運動として捉えていただくのがいいと思います。

主旨を起点に他の要素を肉付けし、文章を組み立てる

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ここから話すことは私が普段文章を書く時、無意識でイメージしていることなのでうまく言葉で説明できなかったらすみません。。。

当然、私は文章を書き始める時点でさっきまで話していた記事の主旨を明確にしています。今回の記事の場合、「文章で一番伝えたいことを自分の中で明確にすれば適した文章構成も決まります」っていうのが主旨です(前章の内容が今回の記事において一番大事ということです)。

そして、文章における主旨が決まったら、頭の中でそれを実際に文章で表現するとしたらどんな一文になるかを何よりも先に考えている気がする……。

で、その一文が決まればあとはどのような道のりを経てその一文に辿り着かせるかを考えてから文章を書き始めている気がします。

つまり、主旨の一文を起点にし、主旨の説得力を増すような補足、具体例、前提、反論、比較など要素の肉付けを大まかに頭の中で行い、どの順番でその要素を出せば主旨の一文が最もクリティカルに伝わるかを整理しています。これが文章構成の組み立てにあたる作業そのものなんですが……すみません、びっくりするくらい漠然とした説明にしかならなかった。しっかりした解説が必要であればリクエストお題ください。ちゃんと時間を取って言語化を試みて別の記事で改めて書きます。「無意識の習慣」の説明ってむずいな。

メタっぽい視点からの話になって混乱させそうですが、今回の記事の文章の展開は以下のように想定しています。

・前提(お題):文章の書き方のコツを教えてください

・問題提起(お題投稿の背景):文章を書くことに苦手意識がある人は情報整理が甘く、文章構成力が弱い

・主旨:「自分が一番伝えたいこと」を明確にすれば効果的な文章構成が自ずと決まる

・補足:主旨が明確になれば文章構成が自ずと決まる補足説明①(本記事を用いた説明)

補足:主旨が明確になれば文章構成が自ずと決まる補足説明②(ビジネスメールという具体例)

・結論:主旨の再提示。文章は数をこなすのが一番。

この記事の場合は一番大事なメッセージを前半で提示し、後半はそのメッセージに納得してもらえるような具体的な説明を置くことが最も読者が納得できるとくろぎが判断したということです。

これ書いてる私自身も今ちょっと紛らわしくなっていますが、事実、「『自分が一番伝えたいこと』を明確にすれば効果的な文章構成が自ずと決まる」という主旨を先に提示しているからこそ、「主旨の一文を起点に要素の肉付けを行って文章構成を整理しましょう」と説明しているこの章そのものが主旨の説得力を増すための肉付け・具体例として機能できているのです。

こう説明してみると、私の文章ってマジで現代文の授業で読むような論説文の構成をベースにしていることがめちゃくちゃ分かるな。いかに理路整然とした説明ができるかにこだわっているのかが浮き彫りになってちょっと自分でも面白い。

あくまで私が文章を書く時はこういう考え方!っていうだけなので、もっとふわっとゆるっとした文章の時はここまで考える必要はないと思います!

が、何かしら改まった文章というか、オフィシャルで明確に何かを伝達する必要のある文章を書く時はこのように「主旨一文」を最初に明確にし、それに奥行きや言説力を与えるような「サブ要素」たちをうまく肉付けする作業を通し、一文からまとまった文章に展開していくイメージで書くのが分かりやすいかもしれないですね!

ビジネスメールは最もシンプルな依頼文。基本的な依頼文構成を使いまわそう

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ちなみにビジネスメールも原則は一緒で、「主旨(=用件)を明確にしましょう」っていうのが何よりも大事になります。相手も自分も忙しくて時間がないのであればなおさら、「手短に頼む!!!」ってなりますからね。

趣味で書くブログ記事のような文章とは少々異なり、ビジネスメールは「過不足なく用件を最も簡潔に伝える」ことが目的になります。そのため、相手に余計な時間と手間をかけさせないような文章を送る必要があります。言い換えれば、受け取り手が一読しただけで「自分がいつまでに何をすべきなのかが明確に分かる」ような構成が求められているのです。

そのため、基本的には①用件を最初に記載し、②相手に依頼したいことと相手がアクションを起こすために必要な情報をまとめて提示し、③返信の要不要といつまでに返してほしいのかを書くという構成を使いまわせば、どんなビジネスメールであっても脳死状態で返信できるようになります。

ブログ記事と違い、用件を伝えるのに効果的な文章構成をとりあえず一つ自分の中で確立して、状況に応じて項目を追加すればいいというのが大きな違いですね!!!

もはや文章構成というよりテンプレに近い考え方になると思います。

例えばですが、新人社員がよくやることになる日程調整を例に見ましょう。

・挨拶(脳死コピペ箇所)
 ──▼▼株式会社 〇〇様
  お世話になっております。××のくろぎです。
・主旨の明記(用件)
 ──さて、標題の定例MTGについて日程調整をお願いしたくご連絡いたしました。
・用件に関し、相手にしてほしいことを過不足なく指示
 ──今回もZOOM会議にて開催させていただきます。
  ご多忙な中大変恐縮ですが、〇月△日(金)までに
  以下候補日時からご都合の良い日時を3候補ほど
  ご返信いただけますと幸いです。
  ①〇月■日 〇時~◇時
  ②〇月■日 〇時~◇時
  ③〇月■日 〇時~◇時
  ④〇月■日 〇時~◇時
  ⑤〇月■日 〇時~◇時
・締め(脳死コピペ)

──以上、よろしくお願いいたします。
 くろぎ

ビジネスメールは何があっても用件を最初に書くということさえ守ればそこまで外した内容にならない気がしている。

そして細かすぎる補足ですが、日程調整の相手への気遣いポイントは日程調整の選択肢を「・」ではなく「①」など数字で記載していることです。こうすることで先方が多忙な場合、わざわざ「〇月■日の〇時~◇時でお願いいたします」と細かく記載させる手間を省き、「①でお願いします」で済んでしまうからです(と前職で言われたけどどうなんだ?)。

文章を上達させたいならひたすら書くのが一番効く

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ということで、文章を書くコツは「自分が何を一番伝えたいのかを明確にする」という結論になりました。

もっと日本語的な部分(てにをはとか接続詞とか語尾とか)の話を期待していたらすみません!!要望あればそれも書きますが、やっぱり分かりやすい文章を書くためには事前の情報整理が欠かせないなぁという気持ちが強かったのでそもそも論に終始してしまった。

書きたいことが決まれば文章構成も決まってくるし、文章構成が決まれば文章に落とし込める。日本語的な部分はこの文章に落とし込んだ後に修正する程度の問題の話だと思っています。

そして、この情報整理や文章構成力を伸ばすには場数を踏むのが一番です。一応私も学生時代は細々とwebライターとして仕事していましたが、当時は年間100本以上の記事を書いていました。やっぱり、この時の経験数がそのまま文章力の鍛錬になっていたと感じています。

文章を書くことを習慣にして、出来ることならそれを互いに読み合って感想を言い合えるような環境に身を置くと一気に文章はうまくなると思うので、やっぱり皆noteやらはてなブログやら始めるべきなんだよな!!!!!!!!

よろしくお願いいたします。

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