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若者は、『あの人』だからこそ繋がりたい気持ちが強い

年末の記事なので話題が忘年会と時季外れなのだが、上記の記事を見つけた。年末に広がった『忘年会スルー』というキーワードから若者の消費スタイルに関して触れている。
若者の行動や消費に関しては、筆者も先日noteで触れた。同性同士でも(同性愛という意味でなく)随分と親密に行動する人が増えたな、という話だ。

現代ビジネスの記事では、

『もはや「消費=交際費」である』

と、コト消費という意識よりも、若者は『ヒト』との交際に対して消費をしていると指摘している。

そこにいる人と一緒にいることができるから、その体験が共通の話題や記憶になるから「コト消費」をする。いいかえるとやっていることは「コト消費」に見えても消費のきっかけはむしろ「ヒト消費」なのです。


以前のnote記事で筆者は、同じ趣味を持ち合わせる人と同調し理解できるからこそ同性同士でも親睦を深めていると推測した。
そういういて心地のいい人たちと一緒に行動するからこそ楽しく、むしろその時間を貴重に感じているのではないだろうか。

だからこそ、若者は誰といたいか、誰と交流したいかを意識しているのかもしれない。

消費という視点で考えるならば、同じことを指摘するようになるが、この共感や理解という意識をしっかりと捉えて、そういう場を設けることがいい。


毎週金曜日になると、浅草でオオカミバーというバーが開かれる。
ここでは、オオカミの姿をしたバーテンダーさんが店を切り盛りしている。
そのオオカミさんをしたってか、店には動物着ぐるみ愛好家が多く集まる。
そしてまた、その愛好家との交流を求め更に多くの着ぐるみ愛好家が集まっている状況だ。
そうやって、愛好家が愛好家を寄せ集めている。
(バーテンダーのエホンオオカミさんいわく、別に着ぐるみ愛好家に向けて店をやっているわけではないそうだが、なぜか着ぐるみ愛好家だらけになっている)

あのお店の光景を眺めていると、まさにみなが人との交流を求めて消費しに来ているのだなと実感できる。
みな、着ぐるみを理解し共感しあいたいのだ。

そういう場が、今後は様々な世界で求められるのではないだろうか。

横須賀にも、そういう店ができてくれると嬉しいものだが。

支援いただけるとより幅広いイベントなどを見聞できます、何卒、宜しくお願い致します。