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Lodge×光=showmore

昨夜はLIVE in LODGE DAY1をご覧いただきありがとうございました。

色々な感想を#liveinlodgeで確認して、安心したし、もっと広く届いて欲しいなー。やっぱり北海道の人(北海道出身の人)には刺さると思うんですよね。

今日はDAY1で見せたかった、聞かせたかったこだわりポイントを書きます。長くなったんで2つの記事に分けて投稿します。



showmoreガチ勢はご存知の通り、根津さんってライブハウスとか場所とかの曲を書くんですよね。
rinse in shampoo=渋谷
circus=下北沢サーカス
とかだいたいの曲に場所のインスピレーションが多大にあるんです。

have a good dayがどこの場所の曲か聞いたことなかったんですけど、



北海道胆振東部地震のときに、北海道ではほとんどの地域で数日間停電しました。
私の親もスマホの充電を車でするしかなく、ガソリンスタンドが常に混み合っていて、
数日間大変な状況になったんですよね。


情報源は車のラジオ

私の母親が言った言葉がずっと忘れられなくて
「街中の電気が全部消えたら、いつもの何倍も綺麗に星空が見えて、この機会じゃないと気づけなかった。ずっとこれじゃキツいけどね笑」
その言葉がすごくて、、、

その状況下で、今回も全力で協力してくれている北海道のラジオ局【FM NORTH WAVE】が何度もshowmoreの「have a good day」を放送してくれていたのを聞いてました。

そのエピソードもずっと自分の心の中に残っていて、今回配信をやる上で
showmoreは「have a good day」を夕方の暗くなりかけの一瞬の時間に絶対やるって決めてました。


この曲が北海道の曲になればいいな



それで映像のサトルとリスクヘッジで何回も喧嘩しました。

タイヘイ「絶対やるんだ!だから今(14:00頃)はまだライブを始めないんだ!」
サトル「それでトラブル起きて、撮りきれなかったらリアルに終わりませんよ」
タイヘイ「have a good dayは絶対その瞬間にやりたいだー!!!!お願い!!」

この企画をやるにあたって
一か八かでしかできないことをやる

無難なものは絶対に作りたくない

を心に決めていて


上手く噛み合わなくて、なんにもできなかったら自分は物作りに向いてないから一生こういう動きしないようにしようって本気で考えてました。

そんなプロダクトではご法度のギャンブル要素を多大に進行に入れてしまって、めっちゃサトルと喧嘩しました。

その結果、15:30頃からライブ収録を開始して夕方にhave a good dayをそのまま撮影できて、部屋の電気をつけてそのまま収録をなんとか終えられました。
映像的に外は夜みたいに見えちゃいましたが、あれは17:00とかそんな時間です。

一か八かが上手くいって、昼→夕→夜の時間経過を自然な光で演出できました。

絶対に作り物、嘘はやりたくないから
それをできてホッとしました。
嘘は後からでも作れるけど、自然は一瞬だから大変でしたよねー、、、





音についての話をします。
今回はレコーディングスタジオなのに、わざわざ客室の方にセットを0から組んで作りました。重かったーーー

意味わかんないですよね。

これは何度も言ってるように、芸森スタジオの全ての魅力を伝えたいということに尽きます。
他の配信ライブでも芸森スタジオのレコーディングスタジオは使われているので、そこでは見せきれない部分を発信したい。

それをやる上で良い音ってなにかをずっと考えていて。

良い音ってなんだろう。永遠の課題です。
良い音って状況、環境によって変わるんですよね。

今回は、温もり・質感・息遣いがしっかりわかる音がその答えだと気づきました。


だからまずあの場所に、自分らが楽しく音楽できる音環境を作りました。合わせるだけで楽しい、軽音楽部1年目の心境。


次は、収録が無事終わって、東京に戻ってきて向さんのところでMIX作業です。

向さんには事前にイメージを共有していたので、最初の時点でかなり音像は固まっていました。
そこからは、何度も何度も意識を芸森のあの部屋に飛ばして、自分の耳に実際に入っていた音に緻密に近づけました。
ベースの低音成分があの木造の階段で増幅されていたから、とかそういう部分まで考えていました。

個人的には、あの部屋で実際に人の温度すら感じそうな音を作れたと思います。


次はZINについて書きます

https://eplus.jp/sf/search?block=true&keyword=LIVE+in+LODGE

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