今までのこと。後輩に伝えたかったこと。

見てくれてありがとうございます。

まず自分がこの学校に来た理由ですが、「働きたくなかったから」です。自分の高校は専門系で何も考えず毎日を過ごして気がつけば進学、就職となって「自分はどうしようかな、とりあえず働きたくはねえな」と思ったものの大学に進むには追加で単位を取らなければ行けなかったため、どうしようと考えてた時専門になら進める事に気が付きました。でも、専門って言ったってなんの専門に行こう?となった時自分は中学、高校と美術系の事をやってきたので美術系の専門に進むことが頭を過りました、ですが「美術はもうやりたくねえな」と思いほかを探しました。そしてふと自分ってよく考えたら「まあまあな頻度でカラオケ行ってるな、次は音楽でもやるか」なんて安易な気持ちかもしれませんが日本工学院のボーカルコースを目指しました。入る前はまあまあ歌ってるし入ってもそんな痛い目見ないだろうと思っていたら当然のように出鼻をくじかれ、気持ちは下がり下がり辛い気持ちでいたし辞めたいと何度も思いました。


気の弱い自分は辞めたいと思っても親には言えず何とかなれ何とかなれと通っていました。そして1年目が終わる頃打ち上げ先で忘れもしません、ある人が自分にこう声を掛けてくれたんです、「黒ちゃんさ、入った時は正直下手な方だと思ってた。でも最近さ本当に上手くなったと思うんだよね」「辛いこと沢山あったと思うけど、困ったらマジで俺ら頼れよ、クロちゃんは本当によく頑張った」そう言ってくれたんです。自分は堪えきれず泣きました。彼は入学当初からよく会話してた人です、彼は入学してから自分の身の回りで在った事(相手のこともあるので詳しくは言えませんが)を知ってる人で、それを加味しての発言だったと思います。自分は中学の頃から自業自得ではあるものの人間不信に似たものを抱き高校では多少緩和されたものの、「誰かに褒められる」と言ったこと「人の優しさ」に触れる機会か圧倒的に無くなりました、そのせいか余計そういう優しさが心に刺さったし嬉しかったです。そこで自分が後輩に伝えたいことの1つとして「お互いを褒めあってほしい」です。何も無ければ不安になったり自分の成長に不信を抱いたりする人も多々いると思います。だからこそ客観的に見た事見えた事を是非相手に伝えて欲しいです。


そしてもう1つ後輩に伝えたかったことがあります。自分は今だから言うと入った当初ピアノの「ド」の位置すら分からなかった人間です。そんな人が音楽やろうだなんて笑えるかもしれませんが事実です。それでもこうして2年間サボったりする日も多々ありながら補習が出てもしっかりやって今、今日こうして卒業ライブというステージに立つことが出来ましたし、今日も日本工学院のボーカルコースとして在籍しています。だからめげずに学校に行って下さい。必ず上手くなります、必ず誰かが認めてくれます。それを自分が身をもって証明しました。皆さんの上手さも皆さんの伸びしろも教員の方々はよく理解していらっしゃいます。今の後輩達が揃って卒業できることを心から願っています。


最後に

自分は補習対象者で数日前このような内容のメールを頂きました「愛すべき19MUへ 補習全員終了  全員卒業決定 おめでとう!!」このメールを貰った時その言葉に感動したのと同時にこの人達は教員じゃなくて仲間だと思いました。自分の勝手な思いかもしれませんが教員なんて堅苦しいモノじゃないなって思えました。そんな事を言ってくれる教員(仲間)です。皆さんにもそこを理解して貰うと同時に「お互いを褒めあう」「ちゃんと学校にくる」という事を是非して欲しいと思います。

長々と語ってすいません、自分が皆さんに伝えたかったかったことは以上です。ここまで読んでくれた方本当にありがとうございます。