レコードプレーヤーの針(カートリッジ)を交換してみた
就業後家に帰ってゆっくりするときや、休日家でのんびり過ごすときなんかにレコードを聴いているのですが、最近なぜかちゃんと聴けないレコードが出てきまして、何故だろうと頭を悩ませていました。
その筆頭がこちら、Cannonball AdderleyのSomethin' Else。
先日Amazonで新品で購入したのですが、なぜか針に埃積もってるみたいな音が鳴るんですよね。
もちろん針の掃除なんかはしっかりしているんですが改善せず。
で、なんでだろうと思ってヘッドシェルを外してよくよく針先を見てみると、カンチレバーが90度近く曲がっていました。
ぎょえーと思って写真撮る前に思わずカンチレバーを逆方向に曲げて少し戻してしまいましたが、実際はもっと勢い良く曲がっていました。
針交換するかぁ…と思ったのですがどうせなら違う針に変えてみたいと思ってお手軽そうなのを探してみました。
ここで新たに知ったのですが、レコードのアームの先はヘッドシェル+カートリッジ+針という構造らしく。
カートリッジ:レコードから音をピックアップする機構、MMとMCという方式がある。
針:レコードとの接点
ヘッドシェル:カートリッジをアームに取り付けるための機構
針は寿命がある物なのでカートリッジから簡単に取り外せるようなはめ込み式の仕組みになっている物が多いです。
カートリッジとヘッドシェルは4本のリード線で接続します。
左右のチャンネル用に2本、左右のアース用に2本です。
詳しくはこちらがわかりやすいです。
https://manuals.denon.com/DP400/ALL/JA/OBAOSYdjavzsse.php
https://manuals.denon.com/DP400/ALL/JA/OBAOSYztknchrd.php
結局あれこれ迷ってエントリーモデルながらなかなか評判の良いortofon 2M redにしました。
正直見た目で選びました、カッコイー!!
しかし、カートリッジだけ買ったらDENON純正のヘッドシェルから純正カートリッジを外し、ねじ止め+リード線の配線が必要。
これもなかなか面倒くさいです。
どうせならヘッドシェルもカートリッジの純正がいいなと思ってヘッドシェル付きを探し、楽天で18000円で見つけて発注しました。
amazonだとヘッドシェル付きだと3万以上するので、楽天がお買い得だと思います。
カートリッジを取り付け終わったら針圧とアンチスケーティングの設定をやり直します。
アンチスケーティングは針圧と合わせたら外に針が流れるようになったので少し軽めに設定しています。
いざ再生してみると、とりあえずノイズでまともに聞けなかったCannonball AdderleyのSomethin' Elseが普通に聞けています。
まぁこれがまともに聴けなかったのは純正カートリッジの針が曲がっていたせいだと思いますけどw
また、これは予想外の改善なのですが、夜間ボリュームを絞って聴いていた時に気になっていた針泣きもかなり軽減されているように感じます。
音に関しては既に純正のカートリッジで再生していた音を忘れているので何ともですが。
こころなしか音の輪郭がくっきりしたような気がします。
気のせいかもしれませんがw
あとこれまで内周部分で再生中の音のヨレが気になっていたレコードも、音のヨレがそれほどでも無くなった気がします。
とりあえず変えてみてよかったなぁと思っています。