教室のラボ化

いろいろ変化させ続けてきた私の教育実践も,一度原点にもどろうと思います。

それが「教室のラボ化」です。

教室は「教える場所」ではなく,「研究室」として学習を進めようというものです。

従来型(ウン十年前の型)の「授業」では対応できない時代なのは明白であり,これからの時代に必要な力に合った授業スタイルが必要だとずっと思っていました。しかしながら,教員の世界での研究授業では,従来型のパフォーマンスが上手な授業ばかりが評価されがちで,いくら成長があっても淡々と進められる授業はあまり評価されにくいものです。

それにより,教師の「技術」として,「とりあえず楽しそうに45分を熱中する」ことが重視されてきたと思います。

しかし,これからに必要な力は,教師主導の授業で育つとはいい難しいのではないかと考えます。

そこで私が大切にしているのが「教室のラボ化」です。

「教師が教える」から「教師と子どもが一緒にトライ&エラーを繰り返しながら研究する」場所へとスタンスを変えていくわけです。

この転換の仕方は実はそんなに難しくありません。

①単元名を使って「〇〇研究所」と名前を付けて単元をスタートする。

②45分でゴールさせない。まとめは時間ではなく内容で区切って書く。

この2つです。簡単ですよね。

①については,こんな簡単なことが実は意外と効果的なんです。子どもたちの構え方が,「対 教師」ではなく「対 単元」になるからです。それにより,教師は子どもと同じ目線で単元に向き合うことができます。そして「教師が教えたいこと」ベースで授業が進むのでなく,「子どもがやりたいこと」ベースで進んで行きます。しかしながら,身につけて欲しい知識や技能があるのは確かです。そこで教師は「教える」のでなく「ガイドする」わけですね。教師が一緒に考えながら,身につけさせたいことに向かうようにガイドしていくことで,子どもたちが主体的に学びに向き合いながら確実に知識を身につけていくことができます。

②はどうでしょう?簡単なようで,いざやろうとすると教師側が困惑することがあります。「本当にいいのかな」という気持ちになるのです。でも,「45分で絶対に予定されていたゴールにたどり着くのが良い」と誰が決めたのですか?45分でたどり着くことが重要ではなく,「あ,これでゴールだ」と子ども自身が自覚できることの方が重要です。となると,時間で区切ったまとめではなく,子どもの自己決定によるまとめをした方が良いわけですね。

こんな程度のことですが,意外と教室の空気は変わります。

「教室のラボ化」これから改めて大切にしようと思います。

(具体的な授業実践はまた後日にでもあげます。)

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