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【Frontal Assessment Battery (FAB)の概念化/類似性について】

初めまして、くろと申します。
今回、FABについて調べる中で、前頭葉の機能を先に知っておくことで、より詳細な解釈ができるのではと感じ、前頭葉について先行研究をもとにまとめてみました。
非常に膨大であったため、バイアスリスク等の評価は行っておりませんが、要望があればさせていただきますので、個別にコメントなどで連絡していただければと思います。
情報が多く読みにくいと感じると思いますが、かいつまんでご覧いただけたら幸いです。


①FABとは?

Frontal Assessment Battery(FAB)は前頭葉機能を評価するために作成された6つの神経心理学的課題から構成される前頭葉機能検査である。FABは6つの下位検査「概念化/類似性」「知的柔軟性」「行動プログラム」「反応の選択」「GO/NO-GO」「自主性」から構成される。

②概念とは?

(藤村 2005)1029)によると、「概念」とは、個々の対象物に共通する性質を抽象化したものとされる。概念の操作は重要な認知機能のひとつとされる。

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