1分間マネジャー
この本のメモ書きです
(1)目標設定
部下の目標について同意する。
「80:20のルール」に従い、重要な成果の80%を生み出す20%の目標に絞って設定する。
目標を達成するための良い行動とはどういうものかを教える。
目標は1つずつ、250語(※英語の250語なので、日本語だと400字前後か?)以内で1枚の紙に書きつける。
部下の各々の目標を何回でも読み直す。だが、どの目標も読むのに1分とかからない。
1日のうちで、ときどき、1分間使って部下の目標達成度合いを調べる。そして、
部下の行動が目標と合致しているかどうかを調べてみる。
(2)称賛
部下が何か成果を上げたらその場ですぐに褒める。
正しく、うまくやった事柄を具体的に話す
うまくやったのを見て、上司としての自分がどんなにいい気分になったか、それが組織やその中で働く人々にいかに役立つかを話す。
沈黙の時間を置き、いかに気分がいいかを部下本人にも”感じ”させる。
引き続き同じように頑張るように励ます。
握手をしたり、触れたりして、組織の中で部下が成功することを援助していることをはっきり解らせる。
(3)叱責
部下がやっていることをはっきりと、曖昧でない言葉で指摘するつもりだということを”前もって”はっきり知らせる。
≪叱責の前半≫
間違った点はただちに叱る。間違いを溜め込んで期末の業績考課の時に吐き出すのは間違い。
何が間違っているかを具体的に教える
部下の性格ではなく、事実に対するフィードバックを与える
間違いを見て、自分がどう感じたかを部下に話す。確実な、はっきりとした言葉で
不愉快でも、沈黙の数秒間を置き、あなたの感じをしみじみ部下に”味わわせる”
≪叱責の後半≫
本心から部下の見方であることが解るよう、握手をしたり、肩に手を置いたりする。
部下を高く評価していることを思い出させる。
この状況での部下の実績は別として、部下に好意を持っていることを、もう一度はっきりと言う。
叱責が終わったら、それですべておしまいということをよく認識する。
「称賛」と「叱責」の順番について
部下が目標のほんの一部でも達成することができたら、まずは「称賛」する。そうすると、部下は「自分のやっていることに今のところ間違いはないな」と感じ、自信を持って仕事に取り組むようになる。
しかし、その後しばらくは積極的に「称賛」をしない。仕事に慣れた部下が油断してミスをしたり、目標の達成率が芳しくなかったりする場合はすかさず「叱責」する。
「叱責」で部下を突き落としても、フォローを忘れない。こうして、部下を再び目標達成に向かわせる。
山本五十六の名言、「やってみせ、言って聞かせて、させて見せ、ほめてやらねば人は動かじ」と同じこと。
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