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【J2第6節 vs琉球 プレビュー】がっぷり四つの展開に?

なんで沖縄県にある団体って「沖縄」じゃなくて「琉球」って地名を使いがちなんですかね。FC琉球然り、琉球ゴールデンキングス然り、琉球大学然り。(突然の大学名)

試合概要

■試合情報:J2リーグ 第6節 FC琉球vs大宮アルディージャ @タピック県総ひやごんスタジアム
■試合日時:2021.4.3.Sat 17:00 K.O.

スタッツ・データ

■通算対戦成績

絶対に3点以上ゴールが決まる稀有な対戦。

■2021 現時点成績

5連勝しておきながら2位。新潟ヤバイ。

■直近5試合の成績

新メンバーのデータくんです。以後お見知りおきを。

大宮アルディージャ

■前節の試合概要

■試合情報:J2リーグ 第5節 大宮アルディージャvsV・ファーレン長崎 @NACK5スタジアム大宮
■試合日時:2021.3.27.Sat 14:00 K.O.
■試合結果:大宮 4-0(2-0/2-0) 長崎
■得点者:
17分:ネルミンハスキッチ
32分:小島幹敏
54分:小野雅史
71分:大澤朋也
■スタメン:

■前節の試合内容

※詳しくは上記のレビューを読んでください。

中2日で試合に臨んだ大宮。今季初出場となる小野を含め、スタメンを前節から5人変更して今季ホーム初勝利を狙った。

前半は大宮がボールを握る展開。前から強くプレスに来ない長崎に対して大宮は最終ラインを3枚にしてビルドアップ。SHは中に絞って相手のCH-SH間にポジショニングをすることでハーフスペースを利用。
前半の15分頃までは中央の3レーンで崩す志向が強かったが、中央を飛ばした対角のロングボールを使い始めたところから先制。これは、今季の狙いの1つである「相手を引き込んでから大きく展開する」というものに沿った事象であると考えられる。
守備では相手のCHがボールを持つのを嫌ってか、CFが強く中央を規制。ボールを押し込まれた時はコンパクトな4-4-2のブロックを形成し、素早いスライドと対人の強さで問題なく対応。ハスキッチの上手い裏抜けから追加点を挙げ、2-0で前半を折り返した。
後半は早々に追加点を挙げると、3バックの形で行っていたビルドアップを4バックで行い、相手を引き込んでからポストプレーヤーを使ってシンプルかつセーフティーに陣地回復。
守備では立て続けに選手を投入することで強度を維持。71分にはルーキーの大澤がプロ初得点。
リスクを冒さなくても良くなった大宮はゲームを上手くまとめ上げて無失点のまま試合を終えた。

FC琉球

■前節の試合概要

■試合情報:J2リーグ 第5節 ジェフユナイテッド千葉vsFC琉球 @フクダ電子アリーナ
■試合日時:2021.3.27.Sat 14:00 K.O.
■試合結果:千葉 1-2(0-0/1-2) 琉球
■得点者:
72分:失点
75分:阿部拓馬
80分:清水慎太郎
■スタメン:

■前節の試合内容

開幕4連勝で迎えた今節。前節のスタメンには手を加えずに千葉との一戦に臨んだ。

ボール保持を厭う千葉との対戦ということもあり、基本的には琉球がボールを持つ展開。
ビルドアップ時の陣形は大宮と似ている。CHが最終ラインに入り、SBが高い位置をとることで、3-1-5-1のような形をとる。この時琉球の2列目とCFの選手は積極的な上下動でボールを引き出そうとしていた。
前半の琉球は千葉の中央をしっかりと固めたブロックを割っていくことがなかなか出来ずに攻撃的なSBの田中・沼田両選手を使ったサイド攻撃をメインとしていた。しかし、あまり決定機に持ち込むことが出来ずに攻撃は膠着気味。
守備では(そもそも機会が少なかったが)、4-4-2の陣形を組んで相手の中盤を封鎖。相手の縦に速い攻撃を嫌ってか、即時奪回よりも相手の制限に重きを置いていたように思える。
スコアレスのまま突入した後半。お互いに得点を狙って多少オープンな展開に。
前半同様に琉球がボールを持ってゲームが進んでいったが、72分に最終ラインでのボールロストから失点。しかし、右SBの田中の抜ききらずにあげたクロスから75分・80分と立て続けに得点し見事逆転。
あとはセーフティーに時計の針を進めてタイムアップ。地力を見せつける形で開幕5連勝を達成した。

予想布陣

両軍共に前節が好ゲームだったので変更点はないと予想。古巣対戦となる清水を起用するのであれば、恐らく清武のポジション。

試合展望

個人的には保持時の形や制限時の狙いに大宮との共通項が多く感じられた。よって、通常よりチームとしての完成度が高い方に軍配が上がりやすい試合になると予想。

千葉戦を見て感じた琉球の未成熟な部分としては縦に速い攻撃への対応が挙げられる。ブロックの形成やプレスバックの質に比べるとこの部分は若干劣るので、大宮としては緩急使い分けた攻撃でしっかりと利用していきたい。
逆に琉球の脅威となる部分は攻撃のバリエーションとクオリティであろう。千葉の様に中央を封鎖してもサイドからのクロスを使った攻撃やセットプレー等で十二分に得点が狙える。大宮としては、中央の封鎖はしっかりと行ったうえで、素早いスライドでサイドからのクロスもしっかりと制限したいところだ。

さいごに

大宮からすると所謂相性の悪い相手ではあるが、前節の良かった流れを引き継ぐためにもしっかりと連勝したいところ。

出典


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