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【J2第2節 vs甲府 プレビュー】3度目の春。ホーム開幕戦を、君と。

実は3月2日には書き終わってました(どうでもいい)

試合概要

■試合情報:J2リーグ 第2節 大宮アルディージャvsヴァンフォーレ甲府 @NACK5スタジアム大宮
■試合日時:2021.3.6.Sat 14:00 K.O.

スタッツ・データ

■通算対戦成績

実はあんまり相性の良くない甲府との対戦。通算対戦成績では勝ち越してはいるが、ここ5試合はほぼ負けている。大宮が甲府に勝利したのは2018年の開幕戦が最後。

■2021 現時点成績

おおみやのほうがてんとってるしかちてんもおおい。

大宮アルディージャ

■前節の試合概要

■試合情報:J2リーグ 第1節 vs水戸ホーリーホック @ケーズデンキスタジアム水戸
■試合日時:2021.2.28.Sun 14:00 K.O.
■試合結果:水戸 1-2(1-0/0-2) 大宮
■得点者:
8分:失点
70分:柴山昌也
83分:奥抜侃志
■スタメン:

■前節の試合内容

※詳しくは上記のレビューを読んでください。

岩瀬健体制初陣となった大宮。布陣を昨季の3-4-2-1から4-4-2に変更し、新加入選手を7人起用して臨んだ。

前半の大宮はとにかく縦に速い攻撃を志向していた。しかし、攻め急ぎすぎたせいかなかなかボールが落ち着かずに決定的な形を作れない。
守備ではパスコースを切るよりも先に相手DFにアタックしてしまい、中盤での数的不利も相まって相手がゲームを支配する流れが続いた。1-0とリードされて前半を終えた。
大宮はHTに高卒ルーキーの柴山、57分に黒川と立て続けに攻撃的なカードを投入。ビルドアップでの立ち位置を修正しつつ、サイドを使いながら攻撃に少し時間をかけることで、より厚みのある攻撃を実現させた。70分に柴山のプロ初弾、83分に馬渡のピンポイントクロスから奥抜のダイビングヘッドで逆転。アウェーの地で1-2の勝利を収めた。

ヴァンフォーレ甲府

■試合情報:J2リーグ 第1節 vsジェフユナイテッド千葉 @フクダ電子アリーナ
■試合日時:2021.2.28.Sun 14:00 K.O.
■試合結果:千葉 1-1(0-1/1-0) 甲府
■得点者:
45+1分:中村亮太郎
57分:失点
■スタメン:

■前節の試合内容

3年目を迎える伊藤彰体制。今津・中塩・内田・武田・ドゥドゥ・太田・松田など多くの主力が退団したが、即戦力級の大卒新人を軸に金井・三平・有田などの実力者を獲得。今季こそ悲願の昇格を目指す。

守備時は前の3人が積極的にプレス。CHは中央をケアしつつ前の3人に合わせてフォロー。後ろの5人(CB+WB)は状況によって1人飛び出してアタックする形だ。前からのプレッシングでボールが奪えなかった時は5-4-1の守備ブロックを形成する。
ビルドアップ時はWBを高い位置に上げて3-2-4-1の形でセットするパターンと3バックの中央をあげてアンカー気味にし、WBとHV(3バックの両脇)で後ろを4枚にして4-3-3の形でセットするパターンが見られた。もちろんその2パターンのみではないが、抽出すると概ねそのように分別できる。おそらく相手のプレッシング強度によって、WBがサポートに入るor入らないで配置を決めていると思われる。
攻撃時の最終的な狙いはハーフスペースでボールを持ち、そこから展開していく事にあると思われる。大外のレーンにいるWBがハーフスペースにパス・侵入していくシーンや、4-4-2で構える相手ディフェンスの選手と選手との間に立っているSTに向けて最終ラインから中長距離のパスをつけるシーンが多く見られた。
そこからはCFのポストプレーを利用して逆サイドに展開するパターンと同サイドでCH・WB・STが連携して崩していくパターンが見られた。前半のATには前者のパターンが成就する形で中村が先制点をあげた。
後半も基本的な戦い方に変更はなかったが、リードして入ったこともあってか、前半ほどの強度でのプレッシングはあまりなかった。57分に失点してからは少しプレス強度を上げたが、思うようにボールを握れないままATに突入。CKからPKのチャンスをゲットしたものの、相手GK・鈴木にゴールを阻まれスコアは1-1のままタイムアップを迎えた。

予想布陣

大宮に大きな変更はなく黒川投入以降の布陣をそのままスタメンに予想。甲府は金井の負傷交代と荒木・関口のポジションチェンジを踏まえて予想。

試合展望

大宮と千葉は同じ4-4-2を採用している。サッカーのスタイルに差異はあれど基本的な布陣は同じであるため、甲府が大きくサッカースタイルを変えるとは思いにくい。よって甲府の大まかな狙いに変更はないだろう。
一方の大宮だが、前節の前半をやるか、または後半をやるかでかなりテイストが変わってくる。筆者個人としては、是非とも後半のスタイルを採用してほしい(スタメン予想にもその意図を込めた)。とりあえずここでは後半のスタイルを採用すると仮定して話を進める。
大宮のポイントとしては、攻撃においてはビルドアップで如何に相手のプレッシングを剥がしつつ相手ディフェンスをつり出してブロックにズレを作り出し、なおかつ利用できるかにあると思う。さきほども触れたように甲府は守備時に5バックの選手がアタックに出ることがあるので、そこから芋づる式に剥がせれば理想的な展開か。
守備においては前からのプレッシングで3バックからの中長距離のパスをきちんと制限する事と基点となり得るSTや大外のWBに対して素早く密集を作って潰す事にあると思われる。
甲府のポイントとしては、前節同様にどうハーフスペースでボールを持てるかにあると思う。大宮は4バックで守るチームなので、千葉戦の先制点のような幅広い攻撃の回数を増やしたいところだ。
守備においてはプレッシングのマネジメントと、それに伴うディフェンスラインのスライドが重要になるであろう。

お互いにボールを持ちたがる展開が予想される。4-4-2と3-4-2-1とのマッチアップということで、噛み合わせのズレを上手く隠しつつ利用した方が、より勝利に近づくであろう。

さいごに

岩瀬健監督勝率100%伝説は終わらねェ。

出典


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