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リア王勉強会in彩の国さいたま芸術劇場 久しぶりの聖地でお土産たっぷりな講義!

講師 松岡和子先生 河合祥一朗先生
リア王とグロスター
2人の老人のシンクロ
王位にも老いにも心をもてあそばれるリアの
失ってから、わかる知るKNOWの悲劇。その人を知るということ。自分を知るということ。

リア王にでてくる KNOW〜人物 の数21個だそうです。ハムレットやオセローよりずっと多い。この話をしてる松岡和子先生の表情がキラキラしてて素敵だった!研究者とはこういう発見があるから楽しそうなんだなあーと。

悲劇の最後に人間の最大の喜びが訪れる
もう会えないと思っていた人との再会
友達でもない大切な家族との再会、まるで亡くなった人とまた会えたような喜び
わたしも父に会っていろいろ話したいなぁなんて
おもったら泣けてきた。もっともっと感謝の気持ちを伝えたかった。あーこれ、リア王やぁ。

河合祥一朗先生からは、娘 コーディーリアは、ストア派だったということ。愛は人の中にある物。言葉で飾りたてることはできない。
それは、嘘になるから 真実一路

リア王「お前たちのだれが、わしを一番愛してくれるかな?」「nothing 」とだけ言ったコーディーリア エドガー 自分の子供、その時のリア、グロスターにはわからなかった。失ってからわかるのだ。わたしは、父に何も言えなかったけどわたしの気持ちは分かってくれたのかなあ。これも失って初めて知ったことだな。人は愚かな生き物。

リア王 平幹久 演出時 蜷川さんの言葉「リア王の怒りは、俺が劇評論家に怒っている気持ちのようなものだ」と自分をネタにして場をなごませていたらしい、このエピソードは、講座に参加した人たちを笑顔にした。蜷川さんて、ほんとにみんなに愛されてたんだなぁー。わたしもこういう話が聞きたくて、ここにいるのかも。

あっと言う間の2時間弱でした。松岡和子先生も「もう?」なんて言っていた。かわいらしい人です。コロナで隣には人は座っていなかったけど、その隣にいた方が、帰りぎわに「劇じゃなく、講義なのに感動しましたね」と話かけてくれました。嬉しかったー!お友達になりたかったなあ。

彩の国さいたま芸術劇場は、本当にわたしの聖地です。まだシェイクスピアシリーズ上演の予定もないですが、いつか必ずまた「ブラボー!!」ってみんなで叫びたいなぁ。たくさん拍手したいなぁ。感動したいな。緊張して、ドキドキして、ワクワクしたいなぁ。

https://twitter.com/play_saf/status/1304956624285491200?s=21

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