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2019年8月25日 竜爪山(1051m)

日程:穂積神社11:49→12:10階段始まり→12:38尾根→12:45夕張岳山頂13:05→14:04穂積神社

歩行データ:平均登高スピード登り362、平均登高スピード下り-453、消費エネルギー536

メンバー:横井、秋田、小形、長崎

昨年は富士市へスルガジョウロウホトトギスを観に出かけた。今年は静岡の竜爪山へチャボホトトギスを狙って行こうとなった。集合は静岡駅前の日産レンタカー。ぼくは最寄り駅を6時に出発し、上野~熱海というロング鈍行に乗って、熱海発静岡行きに乗り継ぎ、10時半前に到着した。

たいした距離ではないが、バスは登山口のはるか下の集落までしか行ってくれないので、しょうがない。静岡から北へ、市街地を出ると、田舎の景色。やがて平山集落。平山温泉というシブイ温泉がある。周囲の畑は茶畑。竜爪茶というブランドで勝負してるらしい。売店はあったが誰もいない。「グルメは黙って飲んでいます」というキャッチコピーがおかしい。

やがて細い山道を登り、しばらくすると、鳥居。目的地ではないが、ここから登る人もいるようで多くの車が駐車してある。ラクしたいぼくたちは行ける所まで車で行くのだ。11時過ぎ、朝から登ってる地元の方々は下山してくる時間、案の定、車が数台下りてくる。気をつけてすれ違いして、やがて穂積神社。

実は静岡駅に下車した時に、あれ、あんまり暑くないな、と思ったのだが、ここは標高700mを越している。涼しい。竜爪山は古くから修験の山だったようだ。双耳峰は、薬師岳、文珠岳と名付けられている。

神社にまずお参りしてから、裏手へ回ると、樹齢500年の夫婦杉。その先の登山道脇にも太くて立派な杉の大木がたくさんそびえている。歩き始めてすぐ、黄色いお目当ての花が見つかった。チャボホトトギス。斑入りの葉っぱから直に花が出ている。上品な黄色。花にポツポツ斑点が入っていて、それが鳥のホトトギスの模様に似ていることからホトトギス、小さな形状がチャボのようということでその名が付いているそうな。雨露だろうか、小さな球状の水玉がたくさん雄蘂だか雌蘂だかに付着して光ってる。

意外に簡単に見つかってちょっと拍子抜け。その後もぽつぽつ現れる。群生はしていないし、蕾があっても咲いてる花はひとつだけだった。

しばらく行くと、行く手に長い階段。出てきたか。これが尾根筋まで延々続くらしい。雨が降ると下りは滑って危ないと皆さんが書き込んでいた。登るしかないな。途中で捲き道もあるにはあったが、すぐに合流してしまう。で、この階段脇には花は見当たらない。ひたすら登るのみ。ひええ。

やがて尾根へ。気温23℃。その先は平坦な歩きやすい道。すぐに薬師岳山頂。あまり山頂らしくない、平らな開けた空き地。ベンチが2組。地蔵が祀られていた。ここにも気温計。21.5℃。気持ちいい。ここでご飯サンド2個食べてエネルギーチャージ。皆で記念撮影もパチリ。

お隣の文珠岳へ一応向かってみたが、花も芳しくないし、標高も10m低いし、まあいいか、というより早く駅へ行って吞みたいだけか、まともかく、下山。ヤマホトトギス、テイショウソウ、ツルリンドウなども鑑賞しながら、さっさと降りてしまった。

静岡駅ビル内で生シラスやら桜エビかき揚げ、カツオのへそ味噌煮なんて珍味も含めて静岡の味覚をさらりと楽しみ、帰路も鈍行列車で、熱海から先はグリーン車内宴会をやりつつ、帰宅した。

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