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自転車キャンプの道具 Vol.1テント

自転車キャンプに何をもっていこうか。
多すぎると重いし、少なすぎると不安だし。

ということで、自転車キャンプ(バイクキャンプ)をテーマに、投稿ごとにギアを絞って連載してみようと思います。

自転車キャンプをはじめてまだ1年半。
所詮初心者ではありますが、短期間で一気にトライ&エラーを繰り替えしたので、その経験が何かしらお役に立てれば (._.)

1回目はキャンプに必須(人によっては不要?)なテントです。
僕のテントの変遷とともに3種類のテントを紹介します。

ダブルウォールのテント

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僕が最初に購入したのはダブルウォールのソロテントです。
ダブルウォールは、インナーテントにフライシートをかぶせる二重構造のテント。

・プライバシーを確保できる
・風や雨、虫の侵入を防ぐのに優れている
・フライが結露してもインナーが守ってくれる
・前室で調理できる
などなど、圧倒的に安心感があります。

設営は簡単で、インナーテントにポールを通すとテントの形になり、ペグで固定しフライシートを被せてペグとロープで留めるだけ。
慣れると数分で設営できます。

反面、重さと収納時の大きさはソロテントといえど大体は嵩張ってしまいます。

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写真はハンドルバーバッグでMTBにテントを積載した様子です。
青いバッグがテントでその上に着換え等を入れたドライバッグ。

僕のテントの重量は約2kg、収納時の大きさは38cmx15cmx15cm。
ハンドルバーかサドルのバッグに入れていますが、結構な重量を感じます。

高性能で軽いものもたくさんあって、重量が1kgを切る軽量なテントも多くあります。しかし、比例してお値段も上がる訳で...

ちなみに僕が使っているテントは、びっくりすぐらいのコスパのBUNDOK(バンドック) ソロ ドーム 1 BDK-08 【1人用】というテントです。

他のダブルウォールテントを使ったことがないので比べらられませんが、収納サイズと重量以外は特に不満がありません。

内部は165cmの僕が一人で寝るのに十分な広さで、荷物も置けるぐらいの余裕があります。
メッシュのインナーテントに上部と側面にポケット、上部にランタンなどを吊り下げるフックがあり気が利く仕様。

ただし、付属しているペグは重くて弱いので、MSR GROUNDHOG STAKES を使用しています。

値段の安さとある程度の品質は、振り返ると自転車キャンプの入門には最適な選択の一つだったかなと感じています。
耐久性や悪条件の際の使い勝手は未知数なので、購入できる人はさらにグレードの高いテントをオススメします。

自転車キャンプをはじめて半年ぐらいはこのテントを使っていましたが、しだいに収納時のサイズを小さくして重量を減らしたくなりました。

自然との一体感が魅力のタープ

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ダブルウォールのテントの次に手にいれたのがタープです。
自転車キャンプで焚き火するようになり、野営志向に憧れて手に入れました。
一気にワイルドな方向に。

・自然との一体感がとにかくイイ
・軽量でコンパクトなのでパッキングしやすい
・場所や天候に応じて張り方を変えられる

TRAIL BUM(トレイルバム)CT TARP タープという商品。
大きすぎず、小さすぎずのサイズ感に4辺に通ったコードと12箇所のループで、バリエーション豊富な張り方ができます。

何より自転車キャンプでありがたいのは収納時に片手でたやすく持てるサイズと320gという軽さ。
重さは最初に購入したダブルウォールのテントの1/4以下になりました。

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こんな感じで焚き火との距離も近くなり、野営志向の自転車キャンプ完成です (笑)

・張り方を工夫しても雨、風、結露は完璧には防げない
・虫は当然のように侵入してくる
・外から丸見え
・底が無いので寒さや水で冷える
・慣れるまで張り方がやや難しい

数え上げたらデメリットはキリがないほど (笑)
ただ、僕の場合は上にあげたようなデメリットは、あまり気にしないので問題ありません。

むしろ、不便さを工夫して解決するのがおもしろみになっています。
タープ泊をおもしろいと感じるか、不便と感じるか、個人差が大きいところですね。

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写真のようにシェルターっぽく三角に張るのが僕の使い方です。
場所や天候に応じて、微妙に張り方を変えています。
ビシッと張れたときはキモチイイ (笑)

タープテント(タープシェルター)

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最近手に入れたのが、Six Moon Designs Deschutes Plus Tarp(シックスムーンデザインズ デシュッツ プラス)
今のところこれが最高です。

・開放感が欲しい
・たまにクローズしてプライバシーを確保したい
・シングルウォール
・なるべく軽量
・底はいらない

これらの条件で、行きつけのアウトドアショップ山と暮らしの道具店ourthingに相談しながらシングルウォールのテントやツェルトなどいろいろな商品を比べて、行きつきました。

・スペースが広い(比較的)
・設営が簡単(比較的)
・下部がメッシュなので自然との一体感がある
・クローズするとプライバシーをある程度確保できる(下部はメッシュなので見えちゃうけど)

僕にとってのメリットはこんな感じ。

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重量はCTタープを上回りますが、130gの増はまったく影響無し。
ペグやロープの使用本数が減ったので、重さは総じてタープと同じくらいだと思います。

収納サイズは33cm×10cmなのでかなりコンパクト。圧縮すればさらに小さくできます。

開放感と快適性を両方実現し、軽量性も確保できている見事なタープシェルターだと絶賛しています。

以上、少ないですが、僕のテント遍歴でした。

安心感と快適性を求めるならダブルウォールのテント。
野営志向と軽量性を求めるならタープやツェルト。

ほかにも、テントとタープの間をとり軽量性に優れたシングルウォールテント、さらに開放感を追求するならタープ+ハンモック、超軽量ならビビィのみなど、僕が未体験のキャンプスタイルもまだまだたくさんあります。

機能性や値段、自分が求める自転車キャンプのスタイル、キャンプする場所や天候など、いろいろな条件で選ぶことになるので、どれが一番ということではないでしょうね。

自分のスタイルにあった良いテントに出会えますように。
何かの参考になりましたら (._.)

(おまけ)グランドシート

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テントの下に敷くグランドシート。
この写真だと分かりにくいのですが、地面に敷いている緑色のシートです。

テントとあわせて買ったものを使っています。
ものすごく安価です。それでも有るのと無いのでは大違い。

GEERTOP テントシート(M)

地面からの湿気ってかなり影響あるので、グランドシートはあったほうがイイと思います。

床面付きのテントであればテントの下に、床の無いタープであればグラウンドシートが床になります。

テントの底面またはタープの幕よりも小さいサイズにすると、雨が降ってもテント内に水が流れこみにくくなります。
僕は複数のテントを使うので、張るテントに応じて折り返してサイズを調整し使っています。

場合によってはタープのような使い方もできるので、緊急時にも有効なギアです。

大した嵩張るものでもないし、軽いものなので、自転車キャンプにグランドシートはおススメです。

自転車キャンプの道具に悩んでいる方へ

自転車キャンプに行くのに、何の道具を揃えればよいのか悩んいる人も多いはず。

僕も1年半前、自転車キャンプしたい気持ちが高まりつつも、普通のキャンプさえもまともにやったことがなくて、必要な道具を理解するのに四苦八苦していました。

とにかく最低限の道具を手に入れて ”やってみる” のが近道です。
すると必要な道具が見えてきます。

この連載が最低限の道具を選ぶ参考になれば。

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