栗八

知る、愛する、考える

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11月22日

10年前のことを思う。どこに住んで何をしていたかは思い出せるが、何を信じ、どう考えていたかはわからないこともある。いずれにせよまだ若く、屈折していた。懐かしいが、たいがい苦々しい記憶だ。 よく海外のラジオを聴いていたので、その頃聴いていた音楽は流行りの洋楽が多かったように思う。日本のラジオもいくらか聴いてはいたが、残念ながらあまり覚えてはいない。 聴く音楽を変えたのは、それよりさらに2、3年ほど前のことだ。その頃はまた違う暮らしをしていて、自分の中では断層があるといってもい

    • 負けるたのしみ

      最近また、フラフラとアプリでの将棋を指すようになった。 また、というのは、1年ほどほとんど離れていたからだ。ヘッポコだというのに負けるストレスだけは一人前で、精神衛生上よくないからとやめてしまっていた。 ならばちょうどいい、勉強でもして強くなればいいじゃないかと思う。実際そうしようとも試みたのだが、なんとなく焦点が定まらないまま萎んでしまった。じっくり指してみたいのに、切れ負けのルールでは受け潰しても勝てない。そういうもどかしさ(あるいは言い訳)もあった。 最近また指し始め

      • 評価値と勝率について

        AIの判断の表示はとても革命的だと思うし、新たな楽しみを与えているとも思う。サービス開始からまだそれほど経っていないが、よくぞここまで、と、まずは思うところだ。ただ、勝率表示は個人的には適当ではない考えている。 なじみやすい指標にという意図はよくわかるのだけれど、やはり99%は「100回戦って99回勝つ」という話でなければおかしい。まして、「先手75%」くらいの局面をどうとらえたらよいのだろうか。先手はっきり優勢くらいの局面だが、ではその先で後手が勝つ変化が出るのだろうか(千