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ひかりが見えるのも消えるのも一瞬。

前に進み続けているとき突如目の前が真っ暗になるときがある。

今僕はどこへ向かっているのだろうか。遠くにかすかに見えていた山頂が見えなくなった。

山頂どころか足元さえもみえない。光が奪われた気がする。

怖い。前が見えない。でも後ろに下がるのはもっと怖い。

前が見えなくても進み続ける。手で前を確認しながらゆっくりと。

怖くてまた立ち止まる。今の僕に見えるのは自分の手だけ。それ以外は黒く見える。

どうしたらいいんだろうか。その場で考える。答えは出ない。

だからとりあえずまた歩く。

歩きながら考えよう。力が尽きたら休めばいい。

きっとまた光が見えるから。


くりい

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