見出し画像

海洋汚染と洗濯には深い関係がある?

おはようございます。くりいです。

今日は、「海洋汚染って実はみんなやっている」ということについて書いていきます。先日書いた記事とは違う角度から海洋汚染について見ていきますので、まだご覧になってない方はぜひそちらも。

タイトルを聞いて

「え、どういうこと。ゴミとか捨ててないよ」

と思ったあなた!

知らず知らずのうちに海を汚してしまっているんですよ。あなただけじゃありません。僕もそうなんです。いや、おそらく地球に住んでいる大半の人はそうでしょう。

あなたもやったことがあることでしょう。

洗濯です。そう。洗濯した時に出る排水にその秘密は隠されています。

それは、マイクロプラスチックです。

マイクロプラスチックとは、5ミリ以下のプラスチックのことです。これが近年問題視されているらしいのですが、服の洗濯時に出てしまっているのです。推計で最大約1300万トン(海や川に流出しているプラごみ含む)も海を漂っていると言われています。

スクリーンショット 2020-05-28 8.28.01

↑1300万トンと検索した結果

ではどうして服の洗濯からマイクロプラスチックが海に流出してしまうのか考えていきましょう。

現在作られている服の6割は、繊維状のプラスチックから作られている(主に合成繊維の糸くず、マイクロファイバー)と言われています。そんな洋服を洗濯すると、細かな繊維になって下水へと流れてしまうんです。その繊維がとても細かいため下水処理施設でとらえきれずに海へと流れてしまうということです。繊維の説明についてはこちら

そして恐ろしいことに海を汚染するだけではなく、あなたの体にも関係があるんです。大きな健康被害になった事例はまだありありませんが、体内に蓄積されている恐れはあります。

体内に蓄積される。つまり食べること。そう、魚です。

海に流出してしまったマイクロプラスチックを食べた魚たちを僕たちは食べているんです。全部が全部とは言えませんけどね。

そもそもプラスチックというのは消化できないため、うまく排泄されないと体内に残ってしまうんです。それが原因で、消化不全や胃潰瘍を引き起こし魚だけでなく、カモメやアザラシといった動物たちが命を落とすことがあるんです。これは僕たち人間も同じことが起きる可能性はゼロではないですよね。

九州大学の予測によると、2060年までにマイクロプラスチックの量が魚の量を超えると言われています。おっかないです。

ではどんな対策をすればいいのでしょうか。

調べると、国としてはまだ明確なやり方は決まってなさそうです。フランスでは、洗濯機メーカーと協力しフィルターの改良に力を入れている事例もあるそうです。

僕たちにもできることがあります。

・マイクロプラスチックが多く含まれる素材の服を購入しないこと。

・洗濯ネットに入れて洗濯し流出を最小限に留めること。

これらのことについて今日から気をつけてみてください。

海洋汚染問題は僕たち人間と密接な関係にあることがわかっていただけたでしょうか。あとはもう個人個人がどう動くかが重要です。時間のあるときに環境問題について検索してみてはいかがでしょうか。


それでは、今日も素敵な一日をお過ごしください。

くりい


参考文献


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?