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紅乃がVになる理由 - 《第二章》紅乃翠誕生、そしてさようならSHOWROOM

紅乃 翠 -Kureno Sui-

前回は配信者になるきっかけとバーチャルでの配信に憧れていたことをお話しましたが、今回は紅乃翠として本格的にバーチャル配信者となる経緯に沿って、バーチャルな世界に足を踏み込み、気づいたり、考えたり、思ったあれこれを話していきたいと思います。

2019 年 9 月に開催された某企業主催の同人即売会で、その即売会主催さんから「SHOWROOM のオーガナイザーをさせてほしい」とお声がけいただきました。そのときはまだバーチャルオンリーで配信するとは思いも寄りませんでした。

同年 10 月には VRM のモデルデータを渡され、私はそのモデルに紅乃翠と名付けました。光の三原色 RGB を意識して、かつ他の人と被らないように検索しながら確認してつけたものです。活動スタイルも「所謂ロールプレイはできず、素の自分しか表現できない」ということから、本業であるライターでの経験が活かせるように、肩書きにバーチャルライターと付け、『バーチャルライター紅乃翠』が誕生しました。

ブランディングは自身で行ないましたが、正直なところ、Vtuber やバーチャル配信者で視聴したことがあるのはYouTube なら、のじゃろりさんと輝夜月ちゃんくらい、SHOWROOM では『さなたいむ』のさなさんくらいでしたので、Vtuber やバーチャル配信者については超弩級の初心者知識しかなく、ブランディングと言われても、なにからどんなことを考えていけばよいのかわかりませんでした。当時は、今ほどバーチャル配信者になるための情報がなかったのです。

そんな私の手がかりになったサイトが『人生どーでもユートピア』さんでした。このサイトに巡り合えなければ、バーチャル配信者としての基礎知識がないまま、ブランディングもできなかったでしょう。自己紹介テンプレートを埋めていくだけでも、どのような配信を紅乃翠としてしたいのかがはっきりしていきました。

同年 11 月には Twitter と note のアカウントを開設し、オーガナイザーはVtuber 事務所を立ち上げ、私もそのメンバーとなりました。そして、その頃の私と言えば、準備中の身として、気になる Vtuber さんやリスナーさんの Twitter アカウントをフォローしたり、note にて週刊で実用記事の執筆もしておりました。様々な Vtuber さんを Twitter で見ているうちにバーチャル配信者とそのリスナーにしかわからない用語がたくさんあることに気が付きました。

まずキャラクターデザイン担当者を『ママ』と呼ぶこと。これにはかなりの違和感を覚えましたね。あとは『転生』や『前世』など。『てぇてぇ』という言葉もなんだかわからなかったと同時に、これらの言葉にある種の危機感を覚えました。もしかして、いや、もしかしなくても Vtuber やバーチャル配信者って閉じたコンテンツなのでは? と。私のような 20 年以上も同人オタクをやっていても、これらの言葉には『一見さんお断り』的なノリを強く感じたものでした。かといって、それを指摘してしまうのも角が立ちそうな空気感もありましたので、自分はそういった言葉は使わないというスタンスでいこうと、もっと一般的な言葉を使うことで、この閉じた世界を広げたいと思いました。

同年 12 月からは、週刊で更新している note 記事の執筆のほかに、メインである SHOWROOM 配信がはじまりました。契約で週 2 で 1 時間以上配信することとあったため、週刊での note 記事執筆と合わせると仕事どころか家事までも犠牲にしないと時間が足りないこと、そして note 記事は私、紅乃翠を知ってもらうために無償で書いておりましたので、いくら書いても原稿料が入ってこないわけです。SHOWROOM のギフトも 8 割プラットフォーム側、残りをオーガナイザーと演者で分ける仕組みでしたので、とてもじゃないですが拘束時間に見合う対価が得られず、貯金を切り崩して生活しておりました。

翌年 2020 年 1 月半ばには体調を崩したため、同月末をもって事務所を卒業し、以後はフリーランスの Vtuber としてマイペースに活動することに決めました。事務所を卒業しても Vtuber を辞めなかったのは、甥っ子からの応援です。甥っ子の夢が YouTuber だったため、自分が Vtuber として活動することで、データを取ったりノウハウを掴んだりして、その夢を叶えさせるヒントになれば、という気持ちからです。それに加え、元々、SHOWROOM のイベント競争が私の性に合わなかったのも大いにありまして、アマチュア時代から 1 年近く続けてきた SHOWROOM 配信にさようならを告げて、以降 YouTube に動画を上げる Vtuber となったのです。


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